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You Side
休みすぎたら曜日の感覚がなくなる
っていうけど
私はもう寝すぎて時間の感覚もおかしい
「まだお昼か〜」
「暇や」ってもう何度も口にしたことばを
つぶやこうとしたら
「A〜」
って文一くんと
小さな男の子が病室に入ってきた
「あ、君! 文一くんの子ども?」
「今、預かってんねん めっちゃええ子やで」
「こんにちは おk」
なにか言おうとして
慌てて自分の口を抑える
そして文一くんに ‘ しー ’ ってして見せた
可愛いな
なに隠してるんやって不信感もあるけど
可愛さに免じて許そう
「今からジャニーさん来るらしいから
ちょっとだけやねん」
とか言いつつ
ジャニーさんが来る直前の直前まで
今の仕事とか舞台の話とかみんなの話をしてくれた
いいな
仕事したいな
みんなで歌って踊って
文一くんの話を聞いてそう思ったから
ジャニーさんからの提案は
なかなか受け入れられなかった
でも…
私は私を変えてくて
辞めるタイミングは何度もあったのに
ここに居続けた
舞台に立ち続けた
だから
歌わなくても
踊らなくても
自分が変わるのなら
それでもいいかもしれない
1人は不安やけど
変われるなら
モデル
っていう新しい道も
アリ
なのかな
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作者名：non. | 作成日時：2018年2月4日 11時
