今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:83,174 hit
小｜中｜大
37 ページ37
Kiriyama Side
老けたってそりゃAの中の俺らは
6年も前の俺らなわけで
Aにとって一番幸せな時代やったんかな
って思う
俺にとっても大切な時代やから
俺らは医者の判断で
Aの記憶が戻るまで
あのころの俺らとして接することにした
だから極力あの頃のメンバーでお見舞いに行く
BBVと7WESTで
もう事務所を辞めたメンバーもでさえも
この話に乗ってくれたんは
みんなAが大好きやからやで
「老けたなんて失礼やな
Aなんかヒョロヒョロやんか」
俺たちはいつまでこの茶番を続けるんやろか?
記憶が戻った時、傷つくのはAなんやないか?
いろんな思いはあるけど
何が正解かなんて分かれへんから
俺は今のAの幸せを守りたい
「A 具合はどう?
って、あら、皆さんおそろいで
わざわざAのためにありがとうございます」
目が覚めたと連絡があって
すぐに駆けつけてきたというAのご両親
そしてAの息子
2歳半らしくまだちっちゃくて
かわいい
この子の父親は知らないけど
パッチリな目とか
スっと通った鼻筋とか
真っ白な肌とか
真っ黒でまっすぐな髪の毛は
Aにそっくり
「おかーさん?」
声もなんとなく似てる気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 202人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：non. | 作成日時：2018年2月4日 11時
