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Kotaki Side
文ちゃんが淳太に連れられて
リビングに入ってきた
そして俺らに頭を下げた
「お願いがあんねん
これ以上、Aのこと
探そうとすんの辞めへん?
Aはもう一般人や
それに、家族がおるらしいから」
頭を下げたまま
文ちゃんが言った
俺らは文一くんの必死な頼みになにも言えなかった
「と、とりあえず顔あげて
お腹すいたし、ご飯食べへん?」
「お、そうやな
神ちゃんたちが準備してくれたみたいやし」
照史と淳太が文一くんを座らせた
「俺も手伝ってん
食べて、食べて」
暗い空気を明るくしようと
ちょっとヘラヘラしてみる
いつもなら
�陲舛磴鵑眈茲辰�ってくれて
一緒にヘラヘラするんやろうけど
今回はAのことやからか
眉間にしわをよせて
何かを考えてるように見える
シーンとしたなか
箸が食器にぶつかる音ばっかりが聞こえる
「文ちゃんはAのこと、なんか知ってんの?」
やっと口を開いたのは淳太やった
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作者名：non. | 作成日時：2018年2月4日 11時
