#5 ページ5
.
どんどん2人でご飯に行ったり、出かけたりするようになった。
過ごす時間が長くなるにつれて、話す内容も濃くなっていった。
こういうところに就職したいよね〜、とか
将来こうなりたいな〜、という現実的なものから
なんでわたしモテないんだろう、という恋愛的なものまで話すようになった。
ある日、いつもの居酒屋で飲んでいる時、ふと思ったことを聞いてみた。
「翔太くんってなんで彼女できないんだろうね」
「え、俺?」
「昨日だって、ゼミ室に翔太先輩ここにいませんか?って探しに来た後輩の子いたよ〜」
「うわー、俺授業行っててよかった」
って呑気な言葉が返ってきた。
「絶対モテてるのに」
と、ぼやくと目の前の翔太くんの顔が真剣な表情に変わった。
「誰にでもモテればいいってわけじゃないから」
「しかも俺好きなやついるから」
この発言で何かが胸に突っかかる、そんな感覚があった。
お会計も終わり、駅まで一緒に帰る途中で話を切り出した。
「翔太くん、好きな人いるなら2人で遊ぶのやめよう、申し訳ないや」
自分で言っておきながら悲しくなってきた、丁度駅に着いたので
「じゃあまたゼミ室でね」
と、別れを告げると右腕を掴まれた。
「勘違いしてるみたいだけど、俺の好きな人ってAだから」
1851人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きせのん(プロフ) - 林檎さん» 林檎さんコメントありごとうございます。きゅんきゅんして頂けて嬉しいです(*´˘`*)新作も渡辺くんで書いているのでお時間のある際に覗いてみてください〜! (2020年4月17日 22時) (レス) id: 0e2493b7bf (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - いつも作品読ませて頂いてます。口調がめっちゃしょっぴーですごく現実味があって、すごいですね…きゅんきゅんしました…!これからも頑張って下さい! (2020年4月16日 22時) (レス) id: e5fe316165 (このIDを非表示/違反報告)
きせのん(プロフ) - FONさん» FONさんコメントありがとうございます。ふっかには申し訳ない気持ちです(;o;)僭越ながらいつもFONさんの作品読ませていただいてます…なのでとても嬉しいです、ありがとうございます(;o;)! (2020年3月29日 13時) (レス) id: 0e2493b7bf (このIDを非表示/違反報告)
きせのん(プロフ) - リナさん» リナさんコメントありがとうございます(^-^)すごく嬉しいですし、その言葉に私も泣いちゃいます(笑)またよろしければ読んでください! (2020年3月29日 13時) (レス) id: 0e2493b7bf (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 完結おめでとうございます!途中ふっか〜って悲しくなりましたがそれでも翔太くんとのハッピーエンド最高でした;_;お疲れ様でした! (2020年3月29日 4時) (レス) id: 489a166a7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きせのん | 作成日時:2020年3月21日 23時