第1次結婚ラッシュが終わりました《青》

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電車に乗り込み、翔太くんの家に向かう。






そもそも翔太くんと出会ったのは大学1年生になる時のオリエンテーション






同じ高校から同じ学科に進学する子がいなく、もしかして今日失敗したら大学生活友達0？？






なんて不安を抱えながら講義室に向かった。






幸いにも話しかけてくれる子がいたため、安心して講義室を見渡すと






「うっわ、すっごいイケメンの方がいらっしゃる」






これが翔太くんの第一印象だった






学科の人数が少ないこともあり、関わりがないってほどでもなかった。でも確実に関係が変わったのは3年生になり、ゼミが同じになったこと。






「あ、藤野同じゼミだよな、よろしく」





「渡辺くん同じなんだ、こちらこそ〜」






って軽く挨拶して、ここからは本当に距離が近くなるのは早かった。






ゼミ生が2人しかいなかったのもあって2人でゼミ室でよく駄弁っていた。






「渡辺くんまた授業？単位危ないんじゃない？笑」





「俺はギリギリで生きていたいだけ」






なんてアホなやりとりもしていた。






「ねぇ渡辺くんって堅苦しくない？翔太でいいよ。俺もAって呼んでいい？」





「うん全然いいよ、私は翔太…くんって呼ぶね」





「なんだよ呼び捨てでいいのに笑」






笑いながらそう言った翔太くんの顔に少しドキッとした。

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