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13人の視線 ページ7

TY「どう?心の準備はできた?」

『待って、1回深呼吸させて。』

TY「どうしたのお前、そんな緊張するなんて珍しいじゃん。」

『ちょっとね………よし。オッケー行こう。』


TY「失礼します。」






TY「はじめまして。担当のテヨンです。」

『はじめまして、Aです。』



お辞儀をして、彼らを見る。
13人…みんなキラキラしている。あそこだけ発光してる。最年長組なんて同い年なのに私の何倍も若く見えるし。

ミンギュは…すごくニコニコ、というよりニヤニヤしてこっちを見ている。

知り合いというか、親密な関係になってはいるものの、ミンギュは隠す気あるのかな。でも流石に初対面ってことになってるし、大丈夫か。



そうこうして、自己紹介が始まったもののやっぱり13人は多いから覚えるのに一苦労だ。
顔の綺麗な子はジョンハンさんで、一重の子がウジさん………あれ、ホシさんだっけ?
ハーフ顔の子がジョシュアさん?リーダーさんの名前なんだっけ?

ああ、ダメ。全然覚えられない………。


TY「それじゃあ、早速本題に入ります。今回のテーマは…」


テヨンはなんてことない顔してるけどもう覚えたのかな?
仕事の説明どころかメンバーを覚えるのに苦戦する中、会議が本格的に始まった。






TY「A、俺資料配るからプレゼンしてみる?」

『いいの?』

TY「もちろん!」

『えっと、じゃあ私から説明させて頂きます。』



どうしよう。
そこまで緊張するタイプじゃないのに、今日に限ってとてつもなく…



『梅雨と夏の間の…すっ、涼しいげなイメージに…』



噛んだ。畜生…めちゃくちゃ恥ずかしい。
見逃していなかったご様子のミンギュは、ちょっとくすっと笑ってた。
笑わないでよ!って思わず言いそうになってしまった。
13人の視線は強すぎる…。せっかくプレゼンを任されたというのに早く終わって欲しい気持ちでいっぱいだった…。

この中だったら→←立派な社会人



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作者名:ニカ | 作成日時:2017年2月26日 12時

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