午前0時、アメリカーノに (ページ20)

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うるせえ(JH) ページ20

JH「……。」

HS「ジョンハニヒョン今日はどうしてあんなにしかめっ面なの？」

WZ「知るか俺に聞くな。」

撮影から1日経った。一向にAさんからの連絡がくる気配がない。
よそよそしかったと言えど、社交辞令で連絡してくれたっていいだろう。
そういえば撮影の時も俺にはよそよそしかったのに、ミンギュとはコソコソ楽しそうに話してた。
気に入らない。とても気に入らない。

俺の方が1万倍はかっこいいのに。
本当に気に入らない。

HS「ヒョン～、どうしてそんな怖い顔してるんですか？お腹空いてるんですか？」

SC「眠いのか？仕事までまだ時間あるから寝てても…。」

JH「違う。いい。」

心配してくれた2人を遮ってミンギュのいる部屋へ向かった。こうなったらとことん八つ当たりしてやる。
部屋に行くと、当の本人は枕に向かって叫んでは足をバタつかせぐずっていた。あまりのうるささに俺に気づくことはない様子。
そしてベッドの横に座っているミンハオも呆れたのかどうでも良さそうに携帯をいじっていた。

MG「ミンハオ…どうしたらいいの…」

MH「どうしたもこうもねーだろ。」

MG「体調悪かったんだって。全く気づかなかった。Aヌ…Aさん、大丈夫かな？」

MH「…ヌナって言おうとしてたのバレバレだぞ。まさかお前、テヨンさんに言われたこと気にしてるのか？」

MG「だって～！！」

また泣きわめくようにベッドでドタバタと騒ぎ始めた。お前は女の子か。
体調悪い？ヌナ？テヨンさん？
なんの話だよ。というか、いつからそんな親密に…？
本当に気に入らない。…悔しい。

JH「ミンギュ！うるせえんだよ！！」

MG「へっ！？」

八つ当たりも込めて注意するようにミンギュを怒鳴りつけてドアを強く閉めた。
お前1人だけ被害者だと思いやがって。ミンギュの馬鹿野郎。