400話 こうなったらどうにでもなれっ!! ページ9
左馬刻さんと銃兎さんが畳み掛け、とどめに不安げな独歩さんの問いかけ。答えざるを得ない状況だ
だが、正直に言って引かれないかが心配なのである
「大丈夫ですよAさん。私達は貴女がこれから言う言葉に対し、不快だと感じる事は断じてありませんよ」
何でもお見通しの寂雷さんの言葉で踏ん切りがついた私は、1呼吸入れてから思った全てをぶちまけた
『勿論皆さん似合ってますよ というか離れて見ても皆さんが一際目立って輝いてますし皆さん仲良く並んでるってなんですか見てるだけで幸せです 浴衣着ただけで色気とか凄すぎて直視出来ないです 隣に立つ事が何だが罪悪感を覚えます 一二三さんから借りてるカメラ持って来れば良かった__じゃなくてホントすみません』
誰とも目を合わさず視線を落としキャラ崩壊を起こしながら捲し立てたが、段々と恥ずかしさが襲いよく分からない謝罪をした
皆の様子を窺う為、落とした視線を一瞬だけ上げると、案の定全員ポカンと鳩が豆鉄砲を食ったような表情をしていた
その様子に一気に全身の血液が沸騰する様に熱くなり、ドクドクと脈を打つ音が押さえなくても聞こえてくるので、隠れる穴でもないかと探すと___
「ククッ、アーッハハハッ!」
左馬刻さんが今まで聞いた事が無いくらいに腹の底から笑いだした。すると、釣られるように皆も吹き出す
「ククッ、何に謝ってるんです?」
「ふっ、それ程に思っているとは……とても嬉しいぞ」
『あぁもう見ないで下さいっ!』
「恥ずかしがる事は無いよ仔猫ちゃん?正直に言う事は素晴らしい事だし、軍人君の言う通りとても嬉しかったよ。ねぇ独歩君」
「う、うん……っ。そうだし、そ、その……やけくそになりながら言う所とか可愛かった……
____ハッ!俺が可愛いなんて言ったら犯罪じゃないか?」
「大丈夫ですよ独歩君。私も思っていましたから」
『大勢で私を虐めないでくださいっ!!』
「そりゃあ虐めたくなんだろ?そんなカワイイ事言われたんだからなァ?」
ニマニマと悪戯に口角を上げ揶揄ってくる左馬刻さんは大層ご満悦。他の皆も似た表情をしているので、思ってる事は同じなのだろう
『あぁもうっ!早く行きましょっっ!!何処に行くか知らないですけどっ!!』
「夜ご飯の時間はまだですから、一旦部屋に戻りましょうか。そこでその林檎の様に赤い顔を冷ませましょう」
『そこは触れないで下さいっ!!』
401話 日記って書く事が多いと逆に書けないですよね!→←399話 落ち着け私の頭ッ!!
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました!確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます!申し訳ありません!! (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか? (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年7月11日 23時