399話 落ち着け私の頭ッ！！ ページ8
｢オイ、何かあったか？｣
口に力を入れすぎて喋らない私を怪訝に思った左馬刻さんは片眉を上げたので、無言を貫きながら首を左右に振る
｢何かに耐えてる様に見えるけど……。もしかして一二三のジャケット姿が変かな？｣
｢アハハッ！それは仕方ないよ仔猫ちゃん、こうでもしないと君とは話せないからね｣
確かに浴衣の中にジャケットを着てるから、凄い異彩を放ってるけどそうじゃないんです。ってか、そんな格好してるのにカッコ良さはそのままって何ですか、暑くないんですか？
また首を左右に振る
｢ふふっ、そんなに我々の浴衣姿が新鮮でしたか？｣
｢あぁ……なるほど｣
エスパーなのか寂雷さんは直ぐに理由に気付き、その言葉でニヤリと何かを企んでる笑みを浮かべた銃兎さん
｢貴女も素敵ですよAさん。それに、このペンダントも掛けて頂けてる様で嬉しいです｣
『ぅぐｯ……！』
浴衣姿でも大事に掛けていたペンダントを掬い上げると、さっきの笑みが嘘の様に邪気を感じさせない柔らかな光を宿す目を細めた
新鮮な浴衣姿＋ナカイさんとの会話が頭の中で駆け巡り、キャパを超えた私は直ぐに口元を覆ったが殴られた様な声が漏れてしまった
｢どうしたのだA？｣
｢ハハッ、そういう事かよ｣
愉快そうに口を歪めた左馬刻さんは、押さえている私の手を簡単に引き剥がすと耳元で甘く囁いた
｢おいおいAチャンよぉ……。ずっと黙りじゃ寂しいじゃねぇかァ。俺らの浴衣姿どう思ってンだ？感想言えよ、なぁ？｣
耳から離れたと思えば、揶揄う様にギラギラと光る赤い目と視線がぶつかる
隣に立っていた理鶯さんは目を丸くしたままコテンと首を傾げていた
｢何も感想は無いという事は似合ってないのだろうか？あまりこの服装を来た事がないので、小官自身も違和感を感じるのだ｣
『ちち違いますッ！！』
僅かに悲しく眉を落としたので罪悪感が襲い、空気を切るように勢いよく首を振った
その否定で寂雷さん 銃兎さん 左馬刻さん 一二三さんは完全に理解したようでニコニコと笑顔になり、まだピンと来ていない独歩さんと理鶯さんは未だに不安そうな表情を浮かべていた
｢オイオイAチャンよ、ウチの理鶯がしょげちまったじゃねぇか。ちゃんとお口があンだから、思った通りの事を言えやァ｣
｢我々はエスパーじゃありませんので、言葉にして頂かないと。ねぇ観音坂さん？｣
｢えっ！？あ、そ、そうですね……。ど、どうかな……Aさん……｣
400話 こうなったらどうにでもなれっ！！→←398話 私の頭はどうしたのだ！！？
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (
レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました！確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます！申し訳ありません！！ (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか？ (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年7月11日 23時
