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439話 も、申し訳ないのに……っ ページ48

「えっ……僕が取りに行くのかい……?」


一二三が突然の事で戸惑いながら聞けば銃兎は「おやぁ?」と片眉を上げた


「助けて貰っておいてそれぐらいはしないんですか?勿論、恩を全て返せるという訳じゃありませんが、しておかないとねぇ?」

「っ、Aさんがそれでいいなら行かせてもらうよ」

「ちょっ、お、俺も行くんですか……!?」

「えぇ、またジャケットを失う可能性がありますし、その時は貴方がいてくれた方が助かります」

「俺なんかが助けになりますかね……?」

「勿論。それでAさん、いいですよね?」


この時もAは自分も行く気満々でいたが、銃兎の笑顔から“行くな”という圧を全面に感じ怯えながら頷いた


「そうと決まれば行きましょうか2人共。早くしないと回収されてしまいますから」


「では行ってきます。安静にして下さいね」とAに微笑みかけると銃兎は2人を連れて部屋を出ていった

















一二三が囚われていた工場に向かう道中、賑やかな温泉街を歩いているが、やはり3人を包む空気はその温泉街に似合わず重い

銃兎の後ろを着いて行く独歩と一二三は、未だ拭いきれない罪悪感で俯いていた


「はぁ……お気持ちは分かりますが彼女の前でそんな顔をしないで下さい」


歩く速さは変えず、視線も前を向いたまま銃兎が口を開く。2人は僅かに顔を上げるが返事はしなかった


「実際に見ていませんが、ウチのリーダーが貴方に何か責めるような事を言ったのなら代わりに私が謝罪しましょう。申し訳ありません」

「いや、彼が言った事は事実だから。入間さんが謝る事は無いよ」

「左馬刻は言い方が強い所がありますからね。もう少し優しく言えばいいんですが……。まぁ、私もですがアイツもAさんの事を大切に思っていますので」

「………。入間さ――」

「あ、そうそう
これを機に彼女との距離を考える、なんてふざけた事を言い出したら、しょっぴいて豚箱にぶち込んでやりますからね」


一二三の言葉を遮り先に警告をした銃兎。それは正しく一二三が言おうとした事で、金色の瞳を大きく揺らした。銃兎はゆっくり止まると振り返り、2人を射抜く様に真っ直ぐ見た


「彼女は何かあれば迷惑を掛けると言って自分から離れようとするクセに、必要とされなくなる、誰かが目の前からいなくなる事を恐れています

なので、自分に関われば危険な目に合うと言って彼女から離れれば、それこそ彼女が一生癒えない深い傷を負います」

440話 予測不可能な彼女→←438話 しまったぁああああ!!!?



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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました!確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます!申し訳ありません!! (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか? (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年7月11日 23時

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