426話 戦いにも色んな物があるんですかね ページ35
何故か私に麻天狼のハンドサインをして欲しくない左馬刻さんは、暫く寂雷さんと口で戦ってたけど、その粘り強さに負け渋々という形で許可を得れた
右側にMTC、左側に麻天狼とめっちゃ豪華なメンツに挟まれ2つのハンドサインを決め写真を撮ると心が暴れる様な感動を感じた
今は皆の食事が終わり食器を片付けると一二三さんが用を足しに行ったので、それを待っている状態。
皆が会話を楽しんでいる中、先程撮った集合写真を見てニヤけてる私の頬を左馬刻さんが抓ってくる
｢なぁにニヤニヤしてんだよ｣
そう言うが左馬刻さんもニヤついた表情をしている。『皆さんとの写真を見てるんです』と笑顔で左馬刻さんに見せれば優しい赤眼を細めた
｢へぇ……いい感じに写ってんじゃねぇか｣
『皆さんかっこよすぎて――もうなんて言えばいいか語彙力がっ』
｢ははっ、そいつぁ良かったわ｣
満足気に笑う左馬刻さんに頭を撫でられながらカメラと三脚をリュックに仕舞う。そして皆の会話に耳を傾けた
｢――そうなんですね。元々神宮寺先生が観音坂さんの主治医で面識があったんですか｣
｢はい。それで、一二三のストーカー被害の相談をしたくお忙しい中時間を頂き、2人で会ったのが始まりでした｣
｢最初はあまりマイクの力を使いたくはありませんでしたので断らさせてもらいましたが、その後一二三君の、加害者である女性への思いやりに感銘を受け力になりました｣
どうやら麻天狼結成の話をしているようだ
｢その事件が解決した後、私は2人に興味を抱いたのでチームのお誘いをしたんですよ。個性的なリリックで興味深く、この2人なら素晴らしいチームになれると｣
｢そ、そんなっ……。光栄です……っ｣
寂雷さんの言葉に独歩さんは、感動した声色で軽く頭を下げた
左馬刻さん達もだけど、寂雷さん達も運命的な出会いだったんだなぁ……
｢はっ、先生が認めた奴らなら骨はあるだろうが、ラップバトルで勝つのは俺らMTCだ｣
｢ふふ、まだお互いの力量は不明な点が多いですが、我々も負けませんよ｣
｢貴殿らとのバトルの日が楽しみだな｣
｢予選敗退、等というつまらない結果にはならないで下さいね？｣
｢お、俺が足を引っ張る気しかしないですけど、そんな事にはさせませんよ……！｣
言葉ではバチバチに喧嘩を売っているようだが、ピリついた空気はなくバトルを待ち望んでいるみたい
その好戦的な目に戦いは悪いものばかりじゃなさそうだ、と眺めながら思った
427話 どこに行ったんですか……！？→←425話 チームじゃないけど仲間……ですか
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (
レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました！確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます！申し訳ありません！！ (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか？ (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年7月11日 23時
