416話 痛くしたのならごめんなさい…… ページ25
ヨシヨシ、と慰める様にフワフワなオレンジブラウンとエメラルドグリーンの髪を撫でると再び左馬刻と銃兎が叫んだ
｢ハァァアッ！！？｣
｢何でテメェらだけいい思いしてんだよ！不公平だッ！｣
｢ふふっ、銃兎君素が出てしまっているよ｣
｢独歩君！気をしっかり持って！独歩君！！｣
｢こ、ここは……天国……か？｣
｢独歩君！！？｣
幸せそうに気絶した独歩、デジャブを感じる。慌てて一二三がAを引き剥がしたが時すでに遅し、後ろにバタリと倒れ安らかに眠った
｢全く困った仔猫ちゃんだね……。君は彼らを射抜くスナイパーかな？｣
『すないぱー？』
一二三は胡座の上にAを座らせると、顎をクイッと上げ視線を合わせた。言葉の意味が分からないAは復唱しながら首を傾げる
｢ホストですから女性の扱いに慣れているでしょう。あの二人の様にはならない筈……｣
｢おいフラグ立てんじゃねぇよ銃兎｣
『私……痛い事した？一二三さん……痛かった……？』
『ごめんなさい……』と目を潤ませ何かに謝りながら一二三の頭を摩る。無意識に能力を発動し、脳にダメージを与えてしまったと誤解しているのだろう
この行為の本当の意味を知らない一二三の目には、トラウマを植え付けた“とある女性”とは真反対の行動をとるAが酷く輝いて見えた
段々と見開く目からは、はらはらと綺麗な涙が流れた
｢お、おい……ホスト？｣
｢一二三君……？｣
『泣かないで……』
必死に両手で涙を拭おうとする姿は清純だ
この女性なら自分のトラウマを越えて、いつかジャケット無しで喋れるのではないか？そう考えれる何かを感じた一二三
両手で優しくAの顔を包み、まるで眩しい物を見るかの様に目を細めた
｢大丈夫だよ仔猫ちゃん。悲しくて泣いている訳じゃないんだ｣
『ほんと……？』
｢あぁそうだよ。君が余りにも優しくて、清純で……何だか心が満たされる様な気がするよ。やっぱり君は凄いね｣
Aは不思議そうに首を傾げるが、隣の寂雷は彼の言葉に瞠目し、直ぐに嬉しそうに微笑んだ
｢興味深い。Aさんは一二三君の恐怖心を、徐々にですが無くしている様に見えます｣
｢そうなんですか？神宮寺先生｣
｢ホストモードの彼は確かに女性に笑顔を向けていますが、その笑顔はいつものとは違うモノだと私は感じましたね｣
｢へぇ……。俺様には違いなんざ知らねぇが、それが本当ならAはすげぇな｣
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (
レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました！確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます！申し訳ありません！！ (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか？ (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年7月11日 23時
