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415話 えへへ……ふわふわぁ…… ページ24

左馬刻と銃兎の叫び声が響いた。独歩は口を開け固まり、一二三と寂雷はおやおやと困った様に笑顔を浮かべていた

当の本人は今の重要さを理解しておらず依然として微笑んでいる


『えへへぇ……』

「……。」


再び、ぎゅぅ……と抱きしめAは顔を埋めたが、理鶯は全くと言っていい程動かず石になっていた


「おい目を開けて固まってるぞあの理鶯がッ」

「ウチの不沈艦を1発で沈めるとは流石Aさんなのか……ッ」

「はわわわわ、い、今のはお、俺が見ていいものなのか!?」

「可愛らしいエンジェルのキス、軍人である彼もイチコロだね」

「固まってはいるけど襲わないなんて、鍛え上げられた精神力は流石ですね」

「戻ってこい理鶯ッ!」

「………knock out」

「理鶯ォォオオオッ!!」


激しく左馬刻に揺さぶられた理鶯は消え入りそうな声で呟き瞼を閉じた。その表情はとても幸せそうで未練が無さそうに見える

このままでは危ないと直ぐにAは左馬刻によって独歩の所へ連れてかれた。緊急事態だが、そこはちゃんと回してあげる優しいヤクザである

先程の事で顔が赤い独歩、あたふたしながらもAを受止めぎこちなく手を後ろに回す


「ええええっと、よよよよろしくお願いします!!」

「独歩君!リラックスだよ!リラックス!」

「ふふっ、もし間違いを犯しそうになったら言ってくださいね、ちゃんと止めてあげますから。MTCの方々に沈められるのは防ぎたいので」

「怖い事言わないで下さい先生ッ!!」


物騒な忠告に怯えながら自分の胸元に顔を埋めるAに視線を落とすと、気づいたAが顔を上げ視線がぶつかる。そして同じ様に無邪気な笑みを浮かべた


「はゥッ!!」


笑顔にヤられた独歩も声を上げ仰け反る。そして、天を見上げたまま瞳孔が開いた目で独り言を始める


「こんな穢れない笑顔を俺に向けられていいのか?いや駄目だ駄目に決まってる俺は何も取り柄のない社畜ミジンコだ。それなのにあぁ……心が洗われるッ……聖女じゃないか彼女は……。もしやジャンヌ・ダルクの生まれ変わりか……?」

「先生っ!独歩君が意味不明な事言って泣いてます!」

「成程……。MTCだけでなく我々の3番手もですか……」

「おいおい何だよこの状況」

「分からないが、何かの勝負になってないか?」


ほろり、と一筋の涙を流す独歩にAは心配の目を向けた。それだけじゃ終わらずトドメを刺す様に独歩の顔を自分の胸に押し付ける様に抱きしめた

416話 痛くしたのならごめんなさい……→←414話 誰か抱きしめて欲しい……



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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました!確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます!申し訳ありません!! (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか? (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年7月11日 23時

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