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412話 お酒は感情の振り幅が凄いです…… ページ21

「毒島君と入間さんもやったんだから、僕達もやるよ!独歩君!!」

「えっ!?何を!?まさか今のか!?」

「はい!独歩君あーん!」

「やめろやめろっ!!何が悲しくてお前とイチャイチャしなきゃいけない__ムグッ!!」

「ふふっ、仲がいいですね2人は」









酒がより賑やかな空間へと染めていく。例え敵ディビジョンだとしても、今宵は友。美酒を飲み交わし過ごす時間を共有した

全員が笑みを浮かべ、多少の取っ組み合いはあれど充実した時間なのは変わりはない。それこそAが知りたかった“酒宴”と言うモノだ



食事も終わり、余韻に浸りながら酒を呷る皆はほんのりと紅く、多少なりとも酔っている様だ


「やべぇ……結構飲んじまったなァ……」

「少し羽目を外し過ぎたかもしれないな」

「そういう理鶯はあまり顔に出ていませんが?」

「ふふっ、これでも酔っていると自覚している」

「こんなに楽しい飲み会初めてですっ……。MTCの皆さんありがとうございました!」

「礼は俺らに言うんじゃなくてAに言いやがれ。きっかけを作ったのはコイツだからな」


左馬刻の言葉で皆Aの方を見やると、左右にユラユラと上半身を揺らし微笑みを浮かべていた
悪酔いはしていないが、完全に酔っているので間延びした話し方になっている


『えへへぇ……すっごいフワフワァ〜』

「Aさん、今吐き気や息苦しさなど不快な症状はありませんか?」

『まぁったくないですよぉ……』


口ではそう言っても もしも、という事があるので念には念を入れ、Aの隣に座り手を取って脈を測った寂雷


「脈は速いですが、正常範囲内です。でも、これ以上飲むのは危ないからソフトドリンクにしたほうが良さそうかな?」

『はぁーい。えへへ……寂雷さんの手、ひんやりして気持ちいぃ……』

「先程までグラスを触っていましたからね」


では、と寂雷は手を離し元の席へ戻ろうとする___

すると、直ぐにAが腹部目掛けて突進をした
猪の様な威力だったが、吹っ飛ばされる事無く受け止め 微笑みながら背中に手を回した

見ていた5人はいきなりの事で唖然とする。そして、我に戻った左馬刻は「はぁっ!?」と羨ましそうな声色で叫んだ


「おやどうしましたか?Aさん」

『離れないで……寂しい……です』

「先程まで離れていたじゃないですか」

『すみません……自分でも分からない……』


上目遣いのAと目が合った寂雷は、一瞬目を見開くが穏やかに細めた

413話 寂しいんです……→←411話 確かに食べにくいですね……っ



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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました!確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます!申し訳ありません!! (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか? (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年7月11日 23時

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