394話 えぇ！？なんで走るんですか！？ ページ3
｢ったく……。いつもなら大歓迎だが、この姿だと俺がもたねぇからやめろっての｣
理鶯さんと銃兎さんに言われたのに、思わず抱きついてしまって左馬刻さんに手の甲で小突かれた
中々難しいな……。なんで皆耐えられるんだろう……
お流しは終わりを迎え始めたのでシャワーで流しながら左馬刻さんに謝る
『すみません……』
｢ま、でも 昔と比べりァ俺らに心を開いてるって感じるから謝る事ねぇよ｣
今度はニッと笑い優しく頭を撫でてくれた。__心を開いてる……か
確かにあの施設に居た時と比べて笑顔になれるし、甘えたくなったし、何より抱き締めたいくらいに傍に居たいって思う様になった
それが、心を開く。という事なのだろうか
『そりゃまだ皆さんとの距離感は勉強中ですが、心を開けるくらい皆さんの事 大、大、大好きですからねっ！』
今度はちゃんと堪えて左馬刻さんに伝える。本来なら抱き着くとこだが、よく耐えたぞ私！
満面の笑みで言ったのだが、イマイチ伝わらなかったのか、瞳はラウンドカットされた宝石の様にまん丸で 口は半開き___
と、思いきや急に歯を食いしばり 何も言わず走り去って行った
『えっ！？左馬刻さん！？』
泡は流し終えたので問題はないのだが、その突拍子も無い行動に思わず体が勝手に動いた
姿が見えないとはいえ、向かう先は分かってるので後を追う様に私も走る
洗い場を抜け皆がいる温泉を見やると、大きな水音と共に水の柱が立っていた
｢テメェ馬鹿かッ！！ガキじゃねぇんだからダイブしてくんなァ！！｣
｢うるせぇなポリ公がよォ！耐えた俺様を称えやがれッ！！｣
｢どういう意味なんだよッ！？｣
｢左馬刻。脱衣所に書いてあった温泉のルールに 走るな、飛び込むな、と書いてあった。ルールを守れないのは軍人として看過できないぞ｣
｢しゃーねぇンだよッ！｣
何故かMTCの3人が言い争っているが、話を聞くに水柱の原因は左馬刻さんらしい
怪訝に思いながら近付くと、私に気付いた麻天狼の3人が｢お疲れ様｣と三者三様に言葉をくれた
『こちらこそありがとうございました』と礼を返しながら、ちゃぷっ、と湯船に浸かる
まだ、言い争っているので寂雷さんと独歩さんの間にお邪魔し 静かに見守った
｢ったく、テメェのせいで眼鏡に水滴がついたじゃねぇかよ｣
｢眼鏡掛けてんのが悪ぃじゃねぇか！｣
｢なんつー開き直り方してんだこのボンクラッ！｣
395話 逆とは……！？→←393話 はい！分かってますよ！
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (
レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました！確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい！！ (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます！申し訳ありません！！ (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか？ (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年7月11日 23時
