408話 お酒によってグラスも違うんですね! ページ17
皆、飲む物が決まった様でオカミに注文していく。未だに険しい表情でメニューを睨む私の隣に、注文し終えた左馬刻さんがきてメニューを覗き込んだ
「何悩んでんだよ」
『種類が多くて悩みますよ、そりゃ』
「沢山頼めばいいだろ?」
『本に書いてました。違う種類の酒を飲むと悪酔いすると。なので、最初に選んだ酒しか飲めないから慎重に選ばないと……』
「ハハッ、ンなの律儀に守るのかよ、それはガセネタだぜ?」
『が、ガセネタ!?』
「そうですね。お酒のちゃんぽん__複数の飲み合わせをすると悪酔いすると言うのは、医学的根拠はないんですよ」
「そうなんですか先生?
僕、飲み会の席で上司から沢山の種類のお酒を飲まされますけど、家でビールを飲むより早く気持ち悪くなりますよ」
「それはアルコール度数が違う物を、同じペースで飲んでしまうからなんですよ
例えば、最初はビールを飲んでその後にワインや日本酒を飲むと、自然とビールのペースで飲む傾向にあります。味が変わるので、それがより助長するのかもしれませんね」
『という事はゆっくりとしたペースで飲むと問題無いんですか?』
「ゆっくりは勿論ですが、間にミネラルウォーター等で水分補給するのも大事ですよ」
『了解です!』
寂雷先生のアドバイスのおかげで、肩の力を抜いて選べる様になった。全部とは言えないけど、ある程度の種類なら楽しめそうだ!
『じゃあ先ずは1番ポピュラーなビールにします!』
同じビールでも何個か種類があったので、直感で指を差し注文をする
オカミは「かしこまりました」と座礼をし、この場を後にした
「へぇ、ビールですか。カクテルでも行くかと思いましたよ」
『本で描写される時は基本ビールだったので!味がとても気になりました!』
「少し苦いかもしれないが、それがAにとって美味しく感じるか見ものだな」
「そういえば先生がいるからって言ってたけど、仔猫ちゃんはお酒が弱いのかい?」
『いえ初めて飲むんです!だから弱いとか強いとか分からなくて……』
「そうなんだね!ビールはそうでも無いけど、カクテルとかはジュースみたいだからペースに気をつけてね」
『わかりました!!』
皆と飲むのが待ち遠しくて 暫くソワソワしていると、オカミが頼んだ飲み物を運んでやってきた
皆バラバラのグラスを渡されていたので、全員お酒の種類は被ってない様だ
全員の手に自分のお酒が渡ると、いよいよこの時が来た___
409話 綺麗な宝石みたいです!!→←407話 酒の種類って多いんですね……?
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました!確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます!申し訳ありません!! (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか? (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年7月11日 23時