【ヒプマイ】オートマタ・イストリア -8章- 貴方の価値観を壊したい

402話 日記って楽しいですね！！ ページ11

早く私も今日の思い出を日記に閉じ込めたいので、直ぐに髪の毛を乾かしリュックの中に入れていたしおりと筆記用具を取り出して同じ様に日記を開けた

右に座っている銃兎さんは半分まで書いていて、目の前の理鶯さんは3分の1くらいまで進み、右前の左馬刻さんは書いては消しての繰り返しが続いてる状態だ


｢Aさんならあっという間に全部埋めてしまいそうですね｣

『まぁ書きたい事沢山ありますからね！』

｢書き終えたら俺に見せてくれや｣

｢カンニングすんじゃねぇよボンクラ｣

｢そうじゃねぇわボケが！ただ何書いたか興味あるだけだわ！｣

『えぇー、日記見られるの何か恥ずかしいです〜』

｢ハッ、さっきマシンガンみてぇに俺らの浴衣姿褒めてた奴が何言ってんだか｣

『そっ、それとこれとは話が別ですッ！！』

｢ふっ、だが小官も貴女が何を書くか興味はあるな｣

『そんな皆さんみたいに語彙力無いですよぉ』

｢語彙力なんて気にしませんよ。左馬刻を見て下さい｣

｢あ゛ぁ！？何で俺様の名前を出すんだよッ！！語彙力の塊じゃねぇかッ！｣

｢あるのは虫の名前のボキャブラリーだろ｣

｢ぶっ殺す｣


何だかんだ銃兎さんも見る気あったんだ、と取っ組み合いを始めた2人を横目に日記を書き始める
理鶯さんもため息混じりで｢止めないか2人共……｣と言葉では言うが、カツカツとペンを進ませていた

ちゃんと纏まるか分かんないけど、気持ちのままに書いてみよう！


___今日は人生で初めての泊まりがけの旅行をした。メンバーはMTCと麻天狼というファンが見たら発狂するんじゃないかって言う組み合わせ。
私の為に計画してくれたのも嬉しかったし、何より楽しそうな皆を見れるのが1番楽しみ！
朝から理鶯さん達とおにぎりを沢山作った。皆笑顔で握ってたから凄く楽しかったです！左馬刻さんが動物等の形を握れる事は凄くビックリした！
麻天狼の3人と合流して公園でアスレチックと言う物をした。皆すっごくカッコ良くて撮った写真は一生の宝物です！
そしてその後、皆と温泉に入って背中を流させてもらった！ゆっくり話をしながらするのって凄く楽しいんだって知った！明日もさせて貰えるから楽しみ！！
この機会を作ってくれた皆に感謝してもしきれないや



色々と省き凄く文字を小さくして詰め込めたけど、書き過ぎたかなと苦笑い。でも、日記書くの楽しいな！

達成感で自然と口から『よしっ』と漏れた

403話 日記見られるの照れくさいですね……→←401話 日記って書く事が多いと逆に書けないですよね！

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