392話 皆さんの昔話はとても興味があります!! ページ1
「俺様がヤクの取引現場に乗り込んだらな、銃兎の野郎が捕まっててよ、そりゃあ酷ぇくらいにボロボロだったんだわ」
『えぇ!?そうなんですか!?』
「そん時にいい啖呵切ってやがったから、気に入っちまった。何者か知らなかったが、ついでに助けてその後にクソ野郎共を一緒にぶっ飛ばしたんだよ」
『なるほど……運命的な出会いですねそれは……』
「そん時からだなぁ……。アイツとつるみだしたのは
それで、ラップバトルが始まって3人のチームを作らねぇと参加出来ないってので、銃兎が見つけてきたのが理鶯って訳だ」
『あ、銃兎さんの紹介だったんですね!!』
「最初は俺様に舐めた事言いやがる気に食わねぇ奴でサシで殺り合った」
『えぇ!?だ、大丈夫なんですか!?』
「まぁ俺達がバトルしてる最中にゴミ虫共が現れて中断したけどな。だが、ソイツらを俺ら3人で駆除してる時に思ったんだよ。骨はあるし筋も通す男、それに俺様が認めた銃兎が紹介した男だ
3人目の仲間はコイツしかいねぇ、ってな」
『ほぉ……!!何だか痺れます!!』
自分達の昔話をしている間、Aは驚きで目を見開いたり、心配そうに眉毛を下げたり、笑ったりで忙しなく百面相を見せる
まるでアクション映画を見てるガキみたいだ、と左馬刻も愉快そうに笑っていた
「今でもだが理鶯は何考えてるか分かんねぇから、最初会話に困ってたなぁ……」
『そうなんですか?ネイティブなコミュニケーション力で、距離に驚きますが関わりやすいと思いますよ……?』
「それはお前だからだろ」
誰でもじゃねぇよ、と心の中でツッコミを入れる左馬刻。当の本人はやはり気付いてないようで『え?そうなんですか?』と首を傾げていた
「もうねぇのに軍人を名乗ってるわ、森の中で潜伏してるわで未知数だからよ。何の話題を出せば打ち解けるか全然分からなかっだよなぁ……」
『じゃあ、何で仲良くなったんですか?』
「酒だな」
『お酒?歓迎会と言うモノでもしたんですか?』
「そんなモンだな。折角チームが決まったんだから俺様が上等な酒を仕入れて銃兎の家で飲み交わしたんだよ」
『あぁもうそこから銃兎さんの家に来る様になったんですね』
「ずっと固かった理鶯もアルコールでも入りゃ、話しやすくなんだろって俺らは思ってた」
『思ってた?という事は違ったんですか?』
「アイツ全ッ然!酔わねぇんだよ!俺も銃兎も強い方だがそれ以上!ジュースでも飲んでんじゃねぇかってくらいでよ!」
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にゃんこ(プロフ) - はい。楽しみにしています。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 了解しました!確実に出す予定なのでそれまでお待ち下さい!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 予定でしたら大丈夫です。無理はしないで下さい。焦らずゆっくりでいいです。 (2021年8月8日 10時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» 予定はあるんですが、まだ第一回のディビジョンバトルも終わっていないので、結構後になってしまいます!申し訳ありません!! (2021年8月8日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 私も遅くなってすみません。大阪と名古屋の絡みはありますか? (2021年8月8日 7時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年7月11日 23時