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341話 その言葉が私を安心させる ページ49

どんどん前の人が滑っていき いよいよ私達の番となった
今回も同じスタイルで滑る事になったが理鶯さんの時より抱き締められる力が強く密着している気がする


『あの……近くないですか?』

「気の所為だろ。あー、あれか__


近くてドキドキしてんのか?」


わざと耳元で囁かれたので耳を抑えながらバッと振り返り左馬刻さんを睨む。左馬刻さんの顔には 愉悦 と言う言葉が浮き出てる様な笑みを浮かべていた


「ふむふむなるほど……お客様はそういうパターンでしたか……。

それでは行ってらっしゃい!!」


『へ?』

「うっしゃ、行くぞー」


スタッフさんが意味深な事を言っていたが左馬刻さんには聞こえてなかったのか滑り出した









先程の理鶯さんの言葉のおかげか最初から恐怖心は無く、両手を上げながら『フゥー!!』と駆け抜ける風達を楽しむ事が出来た

それが不満だったのか頬をぷにぷに摘まれた


「んだよ叫ばねぇのか?」

『叫んでるじゃないですかぁ〜』

「ンなもん叫び声に入んねぇよ。断末魔の叫びを聞かせろよ」

『どんな注文ですか……』

「滑りすぎて慣れちまったか?」

『いえいえ、その……なんて言うんですかね
さっき理鶯さんが私を護ると言ってくれたんですけど、それ聞いたら……思い上がっているとは自分でも思うんですが……

左馬刻さんも銃兎さんも私の事護ってくれるのかなって……そう思ったら怖くないなって……えへへ……』



回された左馬刻さんの腕をギュッと抱きしめ、顔を見ながらはにかんで笑う

自惚れるなって言われるかなと不安だったけど 想像に反して左馬刻さんは「あ゛ぁー」と唸り声を上げながら天を仰いだ。ついでに腕の力も強くなりより密着した


『左馬刻さん!力強いです!胃が潰れちゃう!!』

「テメェはホントッ!あ゛ぁッ!!

俺様も護ってやっから安心しやがれ!!」


抱き締めていた腕のうち右手を離したと思えば、わしゃわしゃと乱暴に私の頭を撫で回してきた
乱雑だけど気持ちよくて目を細める。怖くても大丈夫。皆護ってくれる。うん怖くない

嬉しくて頬が緩んでいると例の景色が見えてきたので、指を差して左馬刻さんに伝える


『左馬刻さん!見えてきましたよ!!』

「おぉー、あれが先生の言ってた景色かァ。想像以上に絶景じゃねぇか」

『でしょ!?先生曰くレアな景色らしいですよ!』

「へぇ、いいモン見たなァ

サンキュな付き合ってくれてよ」

『いえいえ!私の方こそありがとうございます!』

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おたくちゃん - 確かにwww (2021年5月10日 16時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 流石にト○ロ本体とは思いませんよw (2021年5月10日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 確かにwwwwwト◯ロ食べたいwwwwwあっ、おにぎりの方ですよ!? (2021年5月10日 7時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 私は左馬刻様が握ったト○ロが食べてみたいです← (2021年5月9日 11時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 左馬刻様が作ってたおにぎり....たっ、食べたい!! (2021年5月9日 9時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年4月30日 22時

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