329話 皆でおにぎりを作ります!! ページ37
旅行の日か近付くにつれ夜が眠れなくなったけど、漸く当日になった!!
凄く長く感じたぜ!!
今日は朝から寂雷さんの家に集合なので、それまでに銃兎さんと左馬刻さんがベースに来て皆でおにぎりを作る事になっている
しおりを見つつ本当に忘れ物が無いかリュックの中を見ていると2人がやって来た
「おはようございます」
「よぉ」
「銃兎、左馬刻、遅れずに来たな」
『おはようございます!!』
「元気いっぱいじゃねぇかA」
『そりゃ楽しみにしてた旅行ですからねっ!!』
「楽しみのあまり昨日は一段と眠れないと言って涙ぐんでいたぞ」
『ちょっ!理鶯さんそれは内緒ですって!!』
「おやおや、Aさんはまだまだお子ちゃまですねぇ?」
「おー眠れなかったんでちゅかぁ?ヨシヨシしてやろうかぁ?」
理鶯さんにカミングアウトされた事で2人にニヤァと笑いいじられる。くぅ……こうなるって分かってたから言わなかったのにぃ……
撫でようと伸ばされた左馬刻さんの手を防ぎ話を切り替える
『だっ、大丈夫です!!
ほら!直ぐに作業始めないと間に合わないですよっ!!』
「そうだな
ご飯と具材とラップはテーブルに置いてある」
「分かりました」
「おにぎりなんざ久しぶりだな」
私達は手を洗うと仲良くテーブルの前で横並びになった
「具材は焼きジャケ、ツナマヨ、梅干し、昆布、小官特製ふりかけだ。好きな物を選んでくれ」
「り、理鶯……、特製ふりかけって何が入ってんだ……?」
「Aが釣った魚を小官が色々な調味料で味付けをした物だ。折角Aが釣った物だから他の具材は入れていない」
「そ…そうですか……」
理鶯さんの説明を聞くと2人は分かりやすいくらいにホッと息をついていた。確かに嫌いな食べ物があったら嫌だもんね
「では始めよう」
理鶯さんの言葉で皆、ホカホカと美味しそうな匂いと共に湯気が上っている大きな炊飯釜から適量のご飯をよそい、手際良く握り始めた
『あちちっ……皆さんよく涼しい顔で握ってますね……』
「私は手袋がありますからね」
「この様な熱さで根を上げている程ヤワではない」
「ンなもん握ってたら慣れてくんだろ
理鶯、ハサミあっか?」
「あぁこれを使うといい」
「ん、サンキュ」
左馬刻さんはハサミを受け取ると海苔をチョキチョキ切り始めた
細かいパーツを何個か作りおにぎりにひっつけると満足気に鼻を鳴らし私に見せてきた
「ほらよA、クマのおにぎりだ」
330話 左馬刻さんは器用です!!→←328話 しおりを受け取りに行きます!!
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おたくちゃん - 確かにwww (2021年5月10日 16時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 流石にト○ロ本体とは思いませんよw (2021年5月10日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 確かにwwwwwト◯ロ食べたいwwwwwあっ、おにぎりの方ですよ!? (2021年5月10日 7時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 私は左馬刻様が握ったト○ロが食べてみたいです← (2021年5月9日 11時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 左馬刻様が作ってたおにぎり....たっ、食べたい!! (2021年5月9日 9時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年4月30日 22時