298話 連絡先が増えました!! ページ4
「そ、それ今まで持ってたの……?」
信じられない、と言いたげな表情になり 流石に登録もせず持ち続けてたら変すぎるかと不安になる
でも、理由を言ったらフッ、と表情を緩ませてくれた
「全然登録してもらって良かったのに」
『いきなり知らない番号から電話かかってきたら警戒しちゃうじゃないですか』
「ま、まぁそれは否定しないけど……
でも、ただの紙切れなのによく綺麗に残してたね?」
『そりゃ大切な人から頂いた物ですからね!』
キリッと言い放つと照れくさそうに襟首辺りを掻いた。すると一二三さんがクスッと笑い予想外のお願いをされた
「じゃあ独歩君の連絡先を交換したら、僕の連絡先も登録してくれないか?」
『えっ!?』
「嫌なのかい?」
『そういう訳じゃなくて!一二三さん凄い女性人気凄いのに何処の馬の骨かも分からない生き物と連絡先交換していいんですか!?
ファンの人達にバレたら大変じゃないですか!?』
「面白い事言うね
確かに僕のホストクラブでは個人的に仔猫ちゃん達と連絡先交換は禁止されているけど、今日はプライベートだし何より独歩君の大切な人だからね。無問題さ
それに僕個人としても君と仲良くしたいんだ」
「ひ……一二三……!?」
「駄目かな?」と眉毛を八の字にしながら言われ断ると言う選択肢が無くなってしまう
そんな風にお願いされたらOK出さざるを得ないじゃないか!というか何で私よりも独歩さんが驚いてんの!?
『一二三さんが良いなら私は全然……』
「っ!じゃあ早速交換しよう!」
これは一二三さんのファンに知られたらフルボッコ確実だ。絶対に隠し通さないと……と震える手で2人のLINE含め連絡先を登録した
でも 連絡先アプリに表示される人が増えると嬉しいものだ、自然と笑みが零れる
『友達が増えたです……!』
「交換も終えた事だし行こうか!」
『了解です!!』
・
『………で、凄い事になってますね……』
「そうだね……」
それは十数分の間で起きた出来事だ。
お土産屋に入るや否や一二三さんが1人の女性に話しかけられそこから一気に朝の様な人集りが出来てしまった
今回は独歩さんは巻き込まれず、少し離れた所で私と2人で女性軍団を唖然としながら眺めていた
「ごめんねAさん」
『何で謝るんですか?一二三さんは有名な方らしいですから人が集まるのは当たり前ですよ』
「それにしても……だけどね……」
299話 無視してでも探しに行きます!!→←297話 過酷な環境でのお仕事は大変です!!
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おたくちゃん - 確かにwww (2021年5月10日 16時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 流石にト○ロ本体とは思いませんよw (2021年5月10日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 確かにwwwwwト◯ロ食べたいwwwwwあっ、おにぎりの方ですよ!? (2021年5月10日 7時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 私は左馬刻様が握ったト○ロが食べてみたいです← (2021年5月9日 11時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 左馬刻様が作ってたおにぎり....たっ、食べたい!! (2021年5月9日 9時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年4月30日 22時