検索窓
今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:80,439 hit

まったりマットリさん 『泉』 ページ12

むかーしむかーし(H歴3年)ある森の中に、MTCの3人とAが歩いていた。
4人は先程まで街に行きショッピングを楽しんでいたのだが、理鶯が最近良い獲物が取れたから是非馳走したいとの事で理鶯の野営地に向かっているのだ

Aはその獲物を知っているし理鶯の料理は大好きなので鼻歌を歌っているが、反対に左馬刻と銃兎の顔色は優れない


「り、理鶯……いい獲物って何だ……?」

「それは着いてからのお楽しみ、という物だ」

「っ……そ…れは期待出来そう……ですね……」


また、得体の知れないゲテモノかと2人の顔が引き攣るが無理矢理笑い悟られないようにした

どんな物であれ 善意で作ってくれる理鶯を傷付けない為に頑張って食べ切るのでこの2人はとことん甘いのである


4人が歩いていると、身に覚えのないため池が目の前に広がっていた。


『ん?こんな所にため池なんてありましたっけ?』

「ふむ……小官は把握していないが……これは一体……」

「最近雨なんざ降ったか?」

「いや……降ってたとしてもここまで大きなため池が出来る量じゃないですよ」


気になる光景にAはため池に駆け寄ると、しゃがんで右手を突っ込みチャプチャプと音を立てて様子を窺った


『魚いなさそうですね……』

「Aさん、あまり近付き過ぎると足を滑らせますよ」

『大丈夫です……ってうおっ!!?』

「「「Aッ!!?」」」


あら大変。銃兎の警告も虚しくAは足を滑らせ、大きな音を立てて池の中に落ちてしまいました
3人共彼女の名前を叫び ため池に近付きます
すると、ため池が神々しく輝き1人の老人が現れました


「今泉に落ちた少女はこの金の少女か?それとも銀の少女か?」


この老人の発言で左馬刻と銃兎は瞬時に悟った。これは見たことがある童話の話じゃないか?と


「嘘だろ……ンなこと起きんのか……?」

「おい左馬刻 何で俺の頬をツネんだよ。痛てぇよ」

「夢じゃねぇのか……」

「俺で確認すんじゃねぇよボケッ!!」

「左馬刻、銃兎。貴殿らはこれが何か知っているのか?」

「知ってるっちゃ知ってるが__」

「もう1度聞くぞ?今落ちた少女はこの金の少女か?銀の少女か?」


老人は早く答えろと言わんばかりに、左馬刻を遮り同じ事を言った。その態度が気に食わず左馬刻の表情が険しくなるが、すかさず銃兎が宥める


「落ち着け左馬刻。これは選択をミスったら不味い事になる」

「チッ……クソが…」

まったりマットリさん『泉2』→←305話 独歩さん守る同盟



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
108人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おたくちゃん - 確かにwww (2021年5月10日 16時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 流石にト○ロ本体とは思いませんよw (2021年5月10日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 確かにwwwwwト◯ロ食べたいwwwwwあっ、おにぎりの方ですよ!? (2021年5月10日 7時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 私は左馬刻様が握ったト○ロが食べてみたいです← (2021年5月9日 11時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 左馬刻様が作ってたおにぎり....たっ、食べたい!! (2021年5月9日 9時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:刹那 | 作成日時:2021年4月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。