305話 独歩さん守る同盟 ページ11
話は纏まり部屋から出た私達。気を取り直してお土産コーナーで理鶯さん達に買う物を探した
独歩さんはまた一二三さんが女性に話しかけられないか挙動不審レベルで周りをキョロキョロ見渡しているが、本人は警戒している様子はなく微笑みながら私に話しかける
「どうだい仔猫ちゃん、沢山あって悩むんじゃないかい?」
『そうですね……お土産というのはどんなのが好ましいですか……?』
「仔猫ちゃん達は皆スイーツ系を買っていくんだけど、AさんはMTCの皆に買うんだよね?
だったらスイーツ系じゃなくておつまみ系の方が良さそうだね」
そう言ってチーズクッキーと書かれた箱を商品棚から取り出し私に渡した
箱の裏側を見てみると お酒のお供に と書かれていて、実際に見た事は無いけど3人はお酒飲みそうだからピッタリかもしれない。理鶯さん甘いの苦手らしいしね
笑顔で『これにします!』と答えレジに商品を持っていき会計を済ませ、外に出ると時刻は4時を迎えていた
もう駅に向かわなければならない時間になり、2人にその事を伝えると駅まで送ると言ってくれたのでご厚意に甘える事にした
・
道中、話題は再び温泉旅行の話になった
なんでも独歩さんの勤務先は中々休みが貰えない世の中で言うブラック企業らしく、意地でも温泉旅行に行く為に昨日まで休み無しで働き続けてたらしい。18連勤って聞いたけどそれは法律的にどうなんだ……?
「独歩君に体だけは壊さないでねって言っているんだけど、瞳孔が開いた目で意地でも旅行に行きたいって言って聞かないんだよ……」
『独歩さん……旅行は逃げませんからお体を大事にして下さいよ……それで倒れたりとかしたら悲しみます!』
「うっ……き、気を付けるよ……
でもあともう少し働けば確実に休みが……」
『独歩さぁん?』
「ヒィ!?冗談です!すみません!すみません!」
『ふふっ、分かればよろしです!』
「先生と僕がいくら言っても無理をしてたのにAさんの鶴の一声で解決するなんてね。これから独歩君が無茶をしていたらAさんに頼んで叱ってもらおうかな?」
「ひ、一二三!それだけは……」
『任せてください!いつでも連絡して下されば飛んできますよ!!』
「ハハハッ!心強いね!」
一二三さんと硬い握手を交し独歩さん守る同盟を組んだ(私が勝手に言っているだけ)
確かに旅行は楽しみだけど、それまでに倒れちゃったら元も子もないしね!
まったりマットリさん 『泉』→←304話 逃げてないです!戦ってます!!
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おたくちゃん - 確かにwww (2021年5月10日 16時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 流石にト○ロ本体とは思いませんよw (2021年5月10日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 確かにwwwwwト◯ロ食べたいwwwwwあっ、おにぎりの方ですよ!? (2021年5月10日 7時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» 私は左馬刻様が握ったト○ロが食べてみたいです← (2021年5月9日 11時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 左馬刻様が作ってたおにぎり....たっ、食べたい!! (2021年5月9日 9時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年4月30日 22時