203話 激レア写真GETです！！ ページ9
チャットのやり取りをしてる時にふと思ったけど、このスマホを頂いて数週間は経ったな……。連絡とか地図とかは使える様になったし、他にどんな機能があるんだろう
あ、そうだ。カメラ機能もあるみたいだから、お風呂上がりの銃兎さんを撮ってみようかな？
フフフ、と口角を上がるのを感じながらカメラを起動し、銃兎さんが来るであろう扉に意識を集中させ待機
ガチャりとドアノブを捻る音が聞こえたので、直ぐに撮れる様に指を撮影ボタンの近くに移動。扉が開けば、寝衣姿で眼鏡を外した銃兎さんが現れた
｢Aさん、今上がりました。まだ寝てな──｣
パシャッ
言葉を遮る様にスマホのシャッター音が部屋に響く。一瞬銃兎さんはポカンとしていたが、直ぐに状況を把握したみたいで苦笑いしながら私と向かい合わせに座る
｢貴女も撮るとは予想してませんでした｣
『えへへ…お風呂上がりの銃兎さん、眼鏡を外した激レア写真です』
｢その写真高くつきますよ｣
『私の寝顔を撮る宣言されてますからね。これくらい貰ってもバチは当たらないです』
｢おやおや。貴女の許可も得れた事ですし、遠慮なく撮らさせて頂きますね｣
『許可しなくても撮りますよね？』
ジト目で見ると清々しいくらいの笑顔で｢えぇ勿論｣と答えられたので思わず笑ってしまった
『ププッ、やっぱり』
｢理鶯と取り引きしましたからね。さてもう遅いですから寝ましょう｣
そう言って銃兎さんは立ち上がったので、一緒に立ち上がり2人で寝室に向かった
・
寝室に入ると銃兎さんはベットの上で横になったので、私も『失礼します』と呟いてモゾモゾと銃兎さんの隣で横になる
最初ヒンヤリ冷たかったが、銃兎さんの体温もあってか直ぐに温かくなり睡魔がやってくる。ウトウトしていると此方に寝返った銃兎さんに頭を優しく撫でれらた
｢フフッ、今日は遠くに出かけましたから疲れて眠たいでしょう？｣
『ふぁ……そう、ですね……。さっきまで…目が冴えてたのに……』
心地いいリズムで頭を撫でてくれるので一気に瞼が重くなる。銃兎さんの｢おやすみなさい｣という言葉を最後に、私は意識を手放す様に眠りについた
・
あークソ、さっきの照れ笑いといい寝顔といい可愛すぎんだろ……。よく俺の理性もったわ、誰か褒めろ
さて、Aが寝た事だし写真撮るか……
起こさない様に音が鳴らないカメラで撮影っと……
………。
あぁやば、この写真アイツらにやるの勿体ねぇわ
204話 やっぱり意地悪です……→←202話 返信早くないですかね！？
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刹那(プロフ) - 尊いさん» 尊いさん読んでくださりありがとうございます！！良かったと言って下さり凄く嬉しいです！次の章は全力制作中なのでもう暫くお待ちください！！ (2021年4月25日 22時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
尊い - めっちゃ良かったです！！続き楽しみに待ってます！ (2021年4月25日 22時) (レス) id: 8a111ea7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月30日 12時
