193話 雷鳴って爆発なんですね…… ページ48
タオルを渡す為に玄関で待ってたのに寝てしまうとは……恥ずかしい所見られたなぁ
――なんて反省していたら、隣に座ってる左馬刻さんが私の頭を撫でながら聞いてきた
｢そう言えば雷大丈夫だったか？｣
『正直怖かったです……雷って何であんな音が大きいんですかね……』
｢雷によって熱せられた空気が瞬間的に膨張しているからあの様な大きな音が鳴るのだ｣
僅かに抱いた疑問を、テーブルを挟み向かい合う様にソファに座ってる理鶯さんが説明をしてくれた。でもイマイチピンと来ないので首を傾げると、左馬刻さんも同じだったみたいで代わりに聞いてくれた
｢つまりどういう事だ？｣
｢簡単に言えば空気の爆発音だな｣
『ば、爆発っ！？』
爆発してるんならあんな大きな音が鳴るのも納得だ。理鶯さんは博識だなぁと目を輝かせていたら、着替え終わった銃兎さんが2人分の服を持って戻ってきた。そしてその服を左馬刻さんと理鶯さんに向け、放り投げた
｢ほら、お前らも濡れてるから着替えてこい｣
｢おぉ気が利くじゃねぇか銃兎｣
｢すまない感謝する｣
2人は着替える為にリビングを出て行く
あれ？今渡された服、完全に2人が着てる服と同じだったような……なんで銃兎さん持ってるんだろう…常備してるのかな？結構お泊まり会とかしてるのかな？？
仲良いんだなぁ、とニヤニヤしたら左馬刻さんと同じ所に座った銃兎さんに頬を突っつかれた
｢何ニヤニヤしてるんです？｣
『いやぁ…2人の服を持ってるから仲良いのかなぁって』
｢あぁあれですか…。あの2人はよく私の家に来るんですが、基本汚れてるので仕方なく着替えを常備しているんです｣
｢部屋が汚れるのは嫌ですからね｣と苦笑いした銃兎さん。汚れって何のだろう…？理鶯さんは土とかの汚れだろうけど、左馬刻さんは何で汚れてるんだ…？
〜♪
ここでお風呂が沸いたアナウンスがリビングまで響いた。おぉー音楽がなるって聞いてたけどこんな音なんだ、と驚いていたら、銃兎さんが困った顔で聞いてきた
｢今お風呂入れたんですか？｣
『雷って停電起こすらしいじゃないですか……。だから怖くて銃兎さんからの連絡があったら入れて待ってようと……』
｢そうでしたか…それだったらもっと早く帰ってきた方が良かったですね……すみません｣
『大丈夫ですよ！私がビビりなせいですから！』
アハハと笑ったら、銃兎さんは何かを思い出したのか突然立ち上がり、棚まで歩き紙袋を手に取った
194話 狼ってカッコイイと思うんですが……？→←192話 怒られる覚悟でやりました
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
