194話 狼ってカッコイイと思うんですが……？ ページ49
｢飴村さんから頂いてたの忘れてました｣
｢はいどうぞ｣と紙袋を私の目の前のテーブルに置く。ガサゴソと中に入っている物を取り出すと、モコモコと温かそうな服が2着出てきた
『こ、これは？』
｢パジャマです。この前シブヤの方々にお礼を言いに行ってきたんですが、その時に頂いてました｣
『銃兎さんにも渡していたんですか？』
｢えぇ。ベースでパジャマ姿になるのは危険ですがそれでも見てみたいとの事なので、もし私や左馬刻の家に泊まりに来た時に押し付けてくださいと頼まれていたんです｣
『至れり尽くせりとはこういう事なんですかね……申し訳なさで蒸発しそうです……』
貰ったパジャマを見つめていると銃兎さんに｢お風呂から上がったらそれに着替えてくださいね｣と頭をポンポン撫でられたので照れながら返事した
｢お、その服乱数がAにって渡してたヤツじゃねぇか｣
着替え終わった2人がリビングに戻ってくると、まず私が手に持ってるパジャマに触れた
『はい！お風呂から上がったらこれに着替えます！』
｢む？まだ入っていなかったのか？｣
｢停電を怖くて私が帰ってくるのを待ってたらしいんですよ｣
｢確かに真っ暗になるから怖ぇもんなぁ。――なら俺様と一緒に入るか？｣
｢ちょっと来い｣
左馬刻さんは私の横の肘掛に座ると、私を抱き寄せニヤァと笑う。直ぐ様銃兎さんは立ち上がり、私から引き剥がす様に左馬刻さんの首根っこを掴み引っ張っていった
｢おい変態ヤクザしょっぴくぞコラ｣
｢んだよウサちゃん、俺はただ怖がってるAの為に言ってンだよ｣
｢あの顔は下心丸出しだったわボケ｣
｢酷ェ言われようじゃねぇか……。あぁあれか元々お前が一緒に入ろうとしてたのか？兎は万年発○期だもんなぁ？｣
｢それはテメェだろうがこの色ボケアロハ！｣
｢あぁﾞ！？アロハは関係ねぇだろうが！！｣
突然2人は喧嘩を始めたので怪訝な目で見ていると、銃兎さんが離れた事により空いた私の隣を理鶯さんが座った。そして私の両肩をがっしり掴むと、深刻そうな目付きになった
｢A、あの様な誘いは絶対断るんだ｣
謎の圧に戸惑いながら何故かと聞くと｢男は皆狼だから｣と不思議な事を言われた
狼……？どういう事……？
｢つーか誘っただけでそっちに考えるって事はテメェの方が変態じゃねぇか！｣
｢俺は少しでも不安要素があったら徹底して潰すんだよ！｣
｢俺様の何が不安要素なンだよ！｣
｢全てだドマヌケが！！｣
195話 流したいんです……っ！！→←193話 雷鳴って爆発なんですね……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
