192話 怒られる覚悟でやりました ページ47
目を覚ましたAは最初ぼーっとしていたが、何回か瞬きをすると目を見開いて勢いよく上体を起こした。危うく顔がぶつかりそうだったが既の所で仰け反って避ける
『ハッ！皆さんいつの間に！！すみません起きてようとしてたんですが気を失う様に寝てしまってました！！あぁ遅れましたがおかえりなさいです！！ってかやっぱりビショビショじゃないですか！！タオルタオル！！』
何故彼女がパニックになってるのか分からないが、タオルと連呼してジタバタ暴れだした
Aは抱えられている状態で、俺の横辺りに手を伸ばし何かを取ろうとしていた。何だと伸ばした先を見やると綺麗に畳まれたタオルが3つ積まれて置かれていた
｢……もしかして私達の為にタオルを渡そうと待ってたんですか？｣
『はい……。タオルの場所は銃兎さんから聞いてましたから……勝手に取り出していいか迷ったんですけど、風邪ひいちゃうといけないと思って……』
『ごめんなさい』とシュンと眉を落とし謝ってきたA。なんで謝るんだよ……
彼女の温かみのある優しさに俺らはついつい頬が緩む
｢フッ、いえいえ謝る事はありません。結構濡れていたので助かりますよ｣
そう言うと『よかったです！』と笑顔になり、俺から離れる。そしてタオルを手に取ると俺らに配った
タオルを受け取った俺はワシャワシャと頭を拭きながらAに礼を言って頭を撫でた
左馬刻も理鶯も礼を言いながら受け取り、水が滴ってる頭を拭いた
｢そういえば私が抱えたせいで服が濡れてしまいましたね……すみません｣
｢あぁ全然大丈夫ですよ！私が寝てたせいですから！！ささ皆さんリビングに行きましょう！｣
Aは俺の後ろに周ると、リビングに行く様に背中を押した
されるがままリビングまで歩くと暖房がついてるのか心地良いくらいに暖かかった
｢おぉーあったけぇな｣
｢まさかここまで気を遣わせてしまったとは｣
『勝手に暖房つけてすみません。でも寒いかと思ったので怒られる覚悟でつけました…！』
｢大丈夫ですよ。おかげで風邪をひく事が無さそうです｣
再び礼を言い頭を撫でると、嬉しそうに目を細めもっととでも言う様にスリスリ俺の手に頭を押し付けた。その猫の様な姿が愛しくて仕方がない
｢では私は部屋で着替えてくるのでソファに座って待ってて下さい｣
『了解です！』
そう言って自室に入ると急いで部屋着に着替える。アイツらもビショ濡れの服だと気持ち悪いだろうし服持って行ってやるか
193話 雷鳴って爆発なんですね……→←191話 扉を開けると倒れていた
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
