181話 ジャミング ページ36
｢テメェ、俺様が何回も電話かけてんのに無視しやがったな……｣
理鶯に近づき胸倉を掴むとコイツは身に覚えが無いと言わんばかりにキョトンと首を傾げた
｢貴殿は連絡をくれたのか？｣
｢何回もしたわボケェ！！｣
理鶯は胸倉を掴まれているが動じずポケットからスマホを取り出すと、着信履歴を確認をした。反応を待っていれば、む？と片眉を上げ俺に画面を見せた
｢着信履歴に無いのだが本当にしたのか？連絡先を間違えたのではないか？｣
｢あぁ！？｣
確かにその画面には俺からの着信は最初の1回しか表示されていない。ンな訳ねぇと手を離しスマホの履歴を確認すると、ちゃんと俺様は理鶯に電話していたので画面を見せつけた
｢じゃあコレは何なんだよ！ちゃんと俺様は理鶯にかけてんじゃねぇか！｣
そう怒鳴れば、隣で静かに聞いていた銃兎が何かを考える素振りを見せ｢もしかして…｣と口を開いた
｢左馬刻、電話をかけた時呼出音は鳴ったのか？｣
｢電源が切られてるつってたぞ｣
｢小官はあのまま追跡したから切ってはないが？｣
｢なら不審者と関係してそうだな｣
｢あぁ？どういう事だ？｣
｢俺は実際に見てないが相手はマイクを使わず脳に直接ダメージを与えたらしい｣
｢っ！？それじゃあまるで……｣
｢オートマタ、みたいだろう｣
｢アイツ以外にもいたのか？｣
｢分からない……だがあの攻撃は強力だった。一声で小官は膝を着いてしまった｣
顔は見たのかと聞くと理鶯はスマホを操作しとある男の画像を見せてきた
｢この者に似ていた｣
｢あぁ？誰だコイツ｣
｢博士だ｣
｢何でテメェかンな画像持ってんだよ｣
｢この前Aからシブヤに行った日にヨコハマ駅で博士に似た人とすれ違ったから調べて欲しいって頼まれてたんだ。それでAと一緒に監視カメラを調べたらコイツが博士って言ったから保存してたんだよ｣
俺が理鶯に聞くと銃兎が代わりに説明してきた
何で大事な事を今まで俺様に言わなかったんだよ……
｢んでソイツと俺様の電話に何の関係があんだよ｣
｢理鶯、ソイツはどんな声をしていた？｣
｢人とは思えない機械の様な声だった｣
理鶯がそう答えると銃兎は手を顎に当て｢これはあくまで仮説だが……｣と口を開く
｢あの声で電波が妨害されたんじゃないか？それなら辻褄が合う｣
｢確かにそうだが……何故それをする必要が？｣
｢分からないが……オートマタ自体不安定な所があるから意図せず、っていう可能性はある｣
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
