161話 意外と昔は仲が良かったんですかね？ ページ16
人混みに紛れて見にくいが確かにハカセだ……。嬉しさで自然と口角が上がり視界が潤んでくる
｢コイツなんだな？｣
ハカセを指差し三郎さんに聞かれたので頷くと、拡大して画質を良くし分かりやすい様にしてくれた
｢おねぇちゃん見つかったの？｣
『はい！』
｢良かったね｣とシュウ君をは笑ったので『はい！』と返し、嬉しさを発散する様に彼の頭をわしゃわしゃ撫でた
『すみません皆さん！ありがとうございます！』
｢お役に立てて良かったっす！もし良かったらこの人俺らで探しますよ？｣
『いや大丈夫ですよ！ここまでして下さったので十分です！！』
それに一緒に人探しをしてるってバレたら何があるか分からないとも言うと一郎さん達は｢そうですか…｣と少し残念そうだが引き下がってくれた
｢あのいけすかねぇ連中と仲がいい割にはすっごい真面目だな｣
｢毒島はまだ分かるが左馬刻と入間はこういうのがタイプなのか？｣
｢いやアイツらはキツい女が好みだろ……｣
｢そうだな｣
中々失礼な事を二郎さんと三郎さんは言っている気がするが、敵なので仕方ないかと何も言わなかった
代わりに一郎さんが叱る様に咳払いをし2人の会話を止めてくれた
｢少し左馬刻達の話…聞かせてくれないっすか？｣
赤と緑の双眸は真剣な色を持ち、此方に向けられた。
意外な申し出に驚き目を開かせるが、その目に応える為 私目線での彼らを伝えた
『凄く優しいんです。こんな私に色々してくれて……このスマホだって左馬刻さんからの貰い物ですよ』
3人にとったらただ敵を褒めまくってるだけなのに、誰も何も言わず静かに聞いてくれた
『私…迷惑しかかけてないのに……人探しだってあの人達に関係ないのに仲間だからって言われて……』
話せば話す程内緒で来た事に段々罪悪感が増してくる。こんなにしてくれてるのに裏切る様な事を……
｢そうだったんすね……｣
『すみません。今の話皆さんにとったら気分がいいものでは無いですよね』
｢いや…なんというか……あの人…そこは変わらねぇんだなって思えました｣
一郎さんは何処か懐かしむ様に笑った
もしかしたら昔仲良かったのかな……何かあって喧嘩してる最中とか…？
聞きたいが部外者が踏み込む所じゃないと代わりに『そうですか…』と呟く
『あの…この画像頂いてもいいですか？』
話を戻し尋ねると一郎さんは快く了承してくれたので貰う事が出来た。それとついでにと3人の連絡先も貰った
な、なぜ……？
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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます！題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です！頑張って考えた甲斐があります！！次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します！！ (2021年3月17日 8時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました！もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年3月2日 12時
