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162話 また、があってもいいんですか? ページ17

『連絡先頂いても良かったんですか?敵と仲良いんですよ?』

「俺らは大丈夫っすよ
Aさんの頼みなんでこの人を探す事はしないけど、もしたまたま情報を掴んだら連絡します」

『っ、すみません…何から何まで…』

「いいっすよ」


私は前に置かれた最後の一口のお茶を飲みきると立ち上がり3人に深々と頭を下げた


『今日は本当にありがとうございました!では私はヨコハマに戻ります!』

「こちらこそシュウの事で助かりました。お気をつけて帰って下さい」

「くれぐれも左馬刻にはバレない様に」と警告してくれたので『気をつけます!』と敬礼で返す



皆に背を向け玄関まで進むと玄関までお見送りすると言って4人共ついてきた。扉を開き改めて4人にお礼と別れの言葉をいうと4人ともまたねと手を振ってくれた

私もまたねと手を振り返しながら外に出て扉を閉める

敵なのにまたねと言ってくれたのが嬉しくて、鼻歌を歌いながら駅まで向かった













Aさんの姿が見えなくなった後、俺らは部屋に戻る
二郎は再びシュウと遊び、三郎はソファに座ってタブレットで何かを調べ始めた。平和な風景を見ながら俺は、空になった湯呑みを片付けに行く

片付けが終わった頃に、シュウの母親が迎えに来たので再び玄関に行きシュウとも別れた
仕事をやり切った俺は、ソファに座り天井を仰いでからため息を着く


「お疲れ様です一兄」

「何とか解決できたね!」


可愛い弟達がそれぞれ労いの言葉をかけてくれた


「一時はどうなるかと思った……」


Aさんには感謝しないとな…と呟くと三郎は表情を険しくさせた


「一兄は怪しく思わないんですか?」


三郎の問いに二郎は首を傾げながら三郎の隣のソファに座った


「何処が怪しんだよ」

「ハッ!これだから低脳は!どっからどうみても怪しいじゃないか!!」

「んだと!?」

「――ふんっ!」

「イッテッ!」
「いたっ!」

「三郎、直ぐに兄貴を煽るのを止めろ。二郎もキレんな」

「すみません…」

「ごめん兄ちゃん…」


いつもの様に2人は喧嘩を始めたので鉄拳制裁で止める。素直に謝るのはいい事だがこうも喧嘩になるのか……。昔は仲良かったのにな、と過去を思い出すと自然と昔の左馬刻が頭に浮かんだ

――Aさんと関わっている時のアンタは間違いなく俺が尊敬した左馬刻さんだった……
昔と変わんねぇのに何でテメェは……俺の弟を……

あの忌々しい決別の日のバトルを思い出し、自然と拳に力が入った

163話 やはりこうなるんですよ……→←161話 意外と昔は仲が良かったんですかね?



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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます!題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です!頑張って考えた甲斐があります!!次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します!! (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました!もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年3月2日 12時

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