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158話 やはり戦争が起こりそうでした ページ13

「Aさんっすね!これからよろしく!」

「つーか苗字は名乗んねぇの?」


簡単な自己紹介すると二郎さんがシュウ君と遊びながら聞いてきた。その純粋な質問にもう1口飲もうと湯呑みを持った体がピシッと固まる

そういえば私、苗字ないじゃん……!!?
も、盲点だったァ!!普通あるよね!?何で今まで怪しまれず乗り越えてきたの!?


急に黙った事に不審に思った一郎さんは、私の名前を呼びながら顔を覗き込んで来た


「どうしたんすか?Aさん」

『私……苗字…何なんですかね……』


思わず言葉に出てしまった
より怪しい行為だと分かっているが、それよりも苗字がない事がショックだったのだ


「えっ、もしかして俺やばい事聞いた!?」

「おねぇちゃん苗字ないの?」


サッカーボールを転がしていたシュウ君が、テトテトとこっちに来て心配そうな目を向けたので僅かに首を振る


『あるとは思うんだけど……わからない…』

「えっと……詳しく聞いてもいいっすか?」

『今までずっとAとしか呼ばれてなかったので自分でも苗字が分からないんです……。でも私が探してる人なら何か知ってると思うんです……!!』

「一兄、準備出来ました」


力強く言えば、別室で準備をしていた三郎さんは大きなスマホを持って出てきた。確かタブレットって言ってたかなその機械

三郎さんは一郎さんの隣のソファに座ると、机の上にタブレットを置く。その画面にはイケブクロ駅の様子が映し出されていた


「これは今のイケブクロ駅の様子です。お前が探してる人はいつイケブクロに居たんだ?」


まだ警戒はされているみたいで未だに鋭い目付き。少し息が詰まりながらもすれ違った日を言うと、巧みに操作して駅の様子の時間を巻き戻した


「電車の中って言ってたけど何処方面?」

『確か…ヨコハマ駅を通過してたので……』


言葉を続けようとしたがヨコハマという言葉を言った瞬間、事務所の空気がピリッと張り詰めるのを感じ恐怖で口が固まってしまった


「おにぃちゃん達怖い顔してどうしたの?おねぇちゃん怖がってるよ?」


幼いシュウ君は急に重くなった空気を感じとったのか不明だが、私を助けてくれた。シュウ君の言葉を聞いた一郎さんはハッと我に返った


「っ、すいません……ヨコハマに因縁の相手がいて……つい…」


その因縁の相手が左馬刻さんなのだろう……
ヨコハマと聞いただけでこうなるとは……やはり1人出来て良かったと心の中で安堵する

159話 矛盾が多いなと後々考えると思いましたね……→←157話 結局押しに負けるんです……



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刹那(プロフ) - 戦国娘さん» 戦国娘さん読んでいただきありがとうございます!題名に惹かれたなんて嬉しい言葉感激です!頑張って考えた甲斐があります!!次の章は全力制作中なので50話が溜まり次第更新します!! (2021年3月17日 8時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
戦国娘(プロフ) - 題名に惹かれて全話読破しました!もう次の更新が楽しみすぎますo(><;)(;><)o次話の更新楽しみしてます(*^^*) (2021年3月17日 0時) (レス) id: 008b2d0f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2021年3月2日 12時

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