1059話 何故か揃う3人 ページ29
食事を終えたAと廉貞。ずっと後ろに見慣れた男達がいる事は未だに気付いていない。なので、のほほんとした雰囲気を保ちつつ次の目的地を決める
｢次は何処に行きましょう？｣
『えっと……私自身買い物と散歩ぐらいしかあまり出歩かないので、何処が良いとか分からないんです……。おまかせしてもいいですかね…？』
｢そうでしたか。では出歩き過ぎるのも危険ですから、近くのカフェに寄ってお話しませんか？お嬢から見たカシラの話、とても興味があるんです｣
1番悩ましい事を頼まれた廉貞であったが、すんなりと微笑んで提案した。それはAにとっても興味が引かれる話で、彼女も目を輝かせながら口を開いた
『わ、私も、額繋さん達から見た左馬刻さんの話聞きたいです！』
｢ふふ、良かったです。店は此方側です、行きましょう｣
『はい！』
最初はぎこちなかった2人も、言葉は固いが自然に話せる様になっていた。話している内容は聞こえないが、勿論後ろの2人はヤキモチを焼いている
｢おい次のトコ決めたみてぇだぞ｣
｢だな。平和に終われそうなら俺はそろそろ戻るか……｣
｢ンだよ、もう行くのか？｣
｢居続けると色々とマズイからな。仕事的にもメンタル的にも｣
A達の様子に一応安心した銃兎は、煙草を咥えながら仕事に戻ろうとする。｢後は頼むぞ｣と背中を見せた瞬間、フラグを回収するかの様に不穏な男の声が聞こえた
｢よぉ姉ちゃん、めっちゃ可愛いじゃん。俺らと遊ばね？｣
『えぇ……？今私、この方とカフェに行くんですが……』
｢カフェなんかより面白ェ事すっからよぉ、こんな男をほっといて行こうぜぇ？結構タイプなんだわ、アンタ｣
｢戻れねぇじゃねぇかクソ野郎ッッ！！｣
光の速さで帰ってきた銃兎が見たのは、A達に絡み出した男達。下心しか感じさせない視線が、じっとり舐める様にAに向けられている
｢あのゴキブリ野郎共！俺のモンに手ェ出すなんざ──｣
｢待て待て左馬刻！せめてAが連絡してくるまで耐えろ！｣
｢はぁ！？ンな事してたらアイツ何されるか分かんねぇだろ！！｣
｢それで助けに行ったら今までと同じだろうが！！｣
｢ならば小官が麻酔銃で狙いを定めておく。それで耐えてくれるか左馬刻｣
｢それなら問題ねぇだろ！｣
｢チッ、しょうがね────……って………あ？｣
｢え……？｣
｢どうした2人共、小官の顔に何か付いているか？｣
｢｢何で居るんだよ理鶯ッッ！！！｣｣
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刹那さんの小説ファン - 章公開おめでとうございます！これからもまったりマットリを堪能させていただきます！ (1月8日 17時) (
レス) @page50 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 刹那さんの小説ファンさん» ありがとうございますm(*_ _)m 今回の更新で50話分溜まりましたので、次の章公開まで暫くお待ち下さいっ！ (1月8日 11時) (レス) id: 474b3cc025 (このIDを非表示/違反報告)
刹那さんの小説ファン - 何度もすみません！最新の小説、更新された瞬間に見ることができました！これからも頑張ってください！ (1月7日 20時) (レス) @page49 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 刹那さんの小説ファンさん» 発狂して家宝にするレベルですか！？(笑) そう反応して下さる人は初めてで嬉しいですっ(*¯꒳¯*) (1月6日 22時) (レス) id: 474b3cc025 (このIDを非表示/違反報告)
刹那さんの小説ファン - お返事ありがとうございます！嬉しすぎてベッド叩きながら発狂してしまいました。スクショしまくって家宝にしますうううううう！ (1月6日 18時) (レス) @page47 id: af42dbf40e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2023年11月29日 10時
