577話 朝から皆近くないですかね……!? ページ37
部屋に戻ればクソホストがAに抱き着いていて、それを青ざめた表情でリーマンが引き剥がそうとしていた
「ぐぎぎぎ……っ!!離れろ一二三っ!!」
「えぇー!別にいいじゃーん!ね?Aちゃん」
『ああああのっ、良いかどうかと聞かれましても……っ!!』
「……オイ」
「ヒィッ!!?す、すみません!今剥がしますからぁっ!!」
イラつく光景に隠さず低い声で呼ぶと、リーマンは涙目になりながら必死にホストの髪と服を引っ張り始めた
「痛たたっ!!ちょっ、独歩禿げる!!」
「禿げたくなきゃ離れろ一二三っ!!」
遠慮の無い仕打ちにホストは直ぐにAから離れた。なんで、すかさずAの隣に立ち肩を抱き寄せる
『ちょっと左馬刻さんっ!?』
「うるせぇ……ンな近くで叫ぶなよ」
「左馬刻、貴殿は昨晩Aを抱いて寝ただろう。そろそろ小官にも譲ってくれ、狡いぞ」
「怒る所が違いますよ理鶯」
物を取られたガキみてぇな鋭い視線を俺に向ける理鶯を鼻で笑い飛ばし、抱き寄せる力を強めるとAの肩が服越しでも分かるくらいに熱くなった
『あ、あああ朝からみ、皆さん刺激強いですね……ッ!?』
「ハハハッ、ンなリアクションとるからやっちまうんだよ」
揶揄うのと、牽制はこのくらいにして、Aの頭をポンポン撫でた後に離れる。背後の軍人様から面白ぇくらいに敵意を向けられているが気にしない。
話を進めようと少し拗ねているホストの方に顔を向ければ、昨日あんなに印象的だった赤黒い唇が綺麗さっぱり無くなっている事に気付いた
目をぱちくりしていると、察したのか先生が口を開いた
「医学的にも説明は出来ませんが、どうやらこの一晩で一二三君の内出血は治った様なんです」
「へへっ、鏡みた時ちょービックリしてセンセーに言いに行ったもんねっ。俺ってば回復力高くねっ!?体もちょー軽いし!!」
「それに加えて独歩君の隈も良くなっています」
「まぁ仕事を忘れられているので、普段よりは寝れてますね……」
「サウナ好きの左馬刻が言うには安眠効果もあったみたいなので、それでより治ったのかもしれませんね」
「サウナも馬鹿に出来ません……っ」
「たりめーだ。ンな暑いだけで意味のねぇ事だったら俺様が拘る訳ねぇだろ」
俺らの話を聞いて『サウナ凄いですね!!』と隣でAが目を輝かせていたが、俺は見逃さなかった。先生が意味深な視線をAに向けていた事を
578話 何故流されてるんですか!?→←576話 不思議な感覚の夢……ですか……
67人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃんこ(プロフ) - そうですね。お互い気をつけましょうね。 (2021年10月23日 19時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさんいつもありがとうございます!はい!体調は全然大丈夫です!お気遣いありがとうございます!にゃんこさんも最近肌寒くなってきてますので、風邪などにお気をつけ下さい! (2021年10月23日 19時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» おたくちゃんいつもありがとうございます!!こちらこそついていきますよ姉貴!!←←← (2021年10月23日 19時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - こんばんはです。刹那さん更新お疲れ様です体調とか大丈夫ですか? (2021年10月23日 18時) (レス) @page11 id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
おたくちゃん - 続編おめでとうございます!一生ついていきます姉貴(?) (2021年10月23日 18時) (レス) @page11 id: f5fd602faa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:刹那 | 作成日時:2021年10月23日 15時