536話 3つ首のドラゴンです！！ ページ45
｢ワハハハッ！！チョーヤベぇっしょっっ！！これ考えた人天才じゃね！？エジソンじゃね！？｣
｢どういう意味だよ……｣
｢発明家、と言う表現なら合ってますね｣
｢いや何フォローいれてんだ先生｣
あの爆発音の割には一二三さんはケロッとしていた。成程、これが一般人用という事か……。
一二三さんは終わった花火を使用済み花火の置き場に置いて、笑顔でクルリと此方に振り返る
｢さぁ残りはあと少し！ラストスパートでじゃんじゃん花咲かせよーぜ！！｣
｢あぁそうだな。時間も残り僅か、悔いの無いよう興じるとしよう｣
｢おう。あ、そうだA、お前がカメラマンだからお前があんま写ってねぇだろ。俺様が撮ってやンよ｣
『いいんですか？』
｢たりめーだろ。全力ではしゃいどけ、帰り疲れたらおぶってやるからよ｣
『流石に申し訳ないので、そこまでは流石に……』
｢折角の花火なのに体力温存するなんて勿体無い。確かに花火はこれからも出来ますが、“初めての”花火は今日だけなんですよ？｣
ニコニコと皆に見られ思わず『うっ……』と声が漏れる。言う通りだけど……左馬刻さん達も疲れてるのに、その帰りに人をおんぶするなんてしんどいんじゃ……
｢そゆことだからやろうやろう！Aちゃん！！｣
｢一二三……。ごめんねAさん、コイツ遊びに関しての体力は無尽蔵だから……｣
『いや大丈夫ですよっ！』
｢ホラホラ行ってこい。時間が勿体ねぇぞォ｣
『っ……は、はい！！』
左馬刻さんは流れる様に私からカメラを取り上げると、そのまま私の背中を軽く押す。罪悪感は感じたけど、穏やかな赤い瞳を見たら、そんな気持ちが消え笑顔で一二三さん達の所へ走っていった
『一二三さん！次何しましょう！？』
｢えっとじゃあコレしようぜ！｣
｢おー……凄いな。ドラゴンの顔、なのか？｣
一二三さんが袋から取り出したのは特殊な形の花火。持ち手は普通だが、先っぽには口を大きく開けたドラゴンの顔が描かれた紙が付いていた。予想するに、口の中に火をつけると、火炎放射みたいになるんだろう
｢丁度3つあるんだな｣
｢一緒に火を噴いたらキングギドラじゃんっ｣
『キング……ギドラ？』
｢あ、キングギドラって言うのはとある映画に出てくる怪獣で、3つ首の竜だよ｣
『ふむ成程！』
｢じゃあキングギドラごっこしよーぜー。俺二郎なっ｣
｢なんで撮影中の愛称知ってんだよ……。と言うか、この歳でやらないからなっ！｣
｢えー、ケチィ｣
537話 撮影秘話……？→←535話 火傷しないんですか！！？
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刹那(プロフ) - にゃんこさん» 嬉しいお言葉……っ。ありがとうございます！！ (2021年9月28日 23時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これからも応援しています。 (2021年9月27日 23時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさんいつもコメントありがとうございます！！楽しみにして頂き嬉しいです！！(*´ω｀*) (2021年9月27日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - おめでとうございます。スッゴク楽しみにしていました。 (2021年9月27日 22時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» おたくちゃんいつもコメントありがとうございます！！私解釈のMTCは気に入る人物には甘々なんですが、それを尊いと言って下さり嬉しいです( ◜ω◝ ) (2021年9月25日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年9月22日 22時
