510話 銃兎さんの意外な趣味!!? ページ19
理鶯さんの大当たりの分は交換したので、今度は残りの2人が何をするかという話に――
私的には中々ない機会だから2人の欲しい物でいいんだけどな……と正直に伝えてみる
『銃兎さんと左馬刻さんは棚の中で欲しいの無いんですか?』
「ねぇな」
「同じく」
うっ、と声が漏れてしまうくらいに即答だった。あれか、射的はしたかったけど景品はいらなかったパターンだったのか。だから私に聞いてきたと。納得
どうしたものか……と悩んでいると、理鶯さんが1つ提案を出した
「ならば2人がAに勧めたい物を選び、それを贈れば良いのでは?」
すると、2人は名案だと言わんばかりに声を揃え「それだッ!!」と答えた
わ、私そんなに貰って良いのかな……?
『そ、そんなお気を遣わなくても……』
「気にすンな。元々お前にやる為にやってんだよ」
「えぇそうです。ですが貴女が、不要だと言うなら悲しいですが諦めます……」
そう悲しく目を伏せ言われた
うっ……。そんな言い方されると断れないと分かってて言ってるな銃兎さん……
『そんな事ありません!2人がオススメする物気になります!』とハッキリ答えれば、即座に棚の方へ顔を向けた2人。嬉しさと2人の真剣な眼差しに思わず小さく吹き出し苦笑い
『ふふっ、そんな真剣に見なくても』
「さて2人がどの様な物を選ぶのか楽しみだな」
『はいっ』
棚の景品に熱い視線を送っていた2人は案外早く決めた様で、景品を指を差して大きさが異なる箱を受け取った。そして銃兎さんから私の前に
「これは完全に私の趣味なんですが、きっと驚きますよ」
『ヘルメット……ですか?』
子供の様に無邪気な笑顔で渡された箱は特殊な形をしたヘルメットが描かれている。本で見た事ない物なのでパチクリと瞬きすると、笑顔を崩さず説明を始めてくれた
「これはVRMMOの専用デバイスです」
『すみません先生っ!何一つ理解できませんっ!』
「ふふっ、まぁそうでしょうね。簡単に言えばゲームの世界に入れるフルダイブ型のゲーム機です。まだこのタイプのハードは発売されたばかりなので、ソフトはまだ少ないですが、人気商品なので品薄状態なんですよ」
『へぇ!これがゲーム機なんですね!――というか銃兎さんゲームするんですね!?』
「えぇ、頻繁に、という訳ではありませんがゲームはしますよ。私もそれを持っているので、協力プレイが出来るソフトが発売されれば一緒にやりましょう」
『はい!!是非やりましょう!!』
511話 なんで物にまでダメ人間にされるんですか!!?→←509話 フワフワ……?いやモチモチという感触ですかね?
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刹那(プロフ) - にゃんこさん» 嬉しいお言葉……っ。ありがとうございます!! (2021年9月28日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これからも応援しています。 (2021年9月27日 23時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさんいつもコメントありがとうございます!!楽しみにして頂き嬉しいです!!(*´ω`*) (2021年9月27日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - おめでとうございます。スッゴク楽しみにしていました。 (2021年9月27日 22時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» おたくちゃんいつもコメントありがとうございます!!私解釈のMTCは気に入る人物には甘々なんですが、それを尊いと言って下さり嬉しいです( ◜ω◝ ) (2021年9月25日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年9月22日 22時