499話 意外にも激レアでしたっ！！ ページ8
こうして理鶯さんと銃兎さんのお陰でお化け屋敷に行ける事になった。でも手に持っているこの飴を食べないと入れないみたいなので、先ずは飴を味わう事にした
カリッといい音を立てながらお次の葡萄を丸ごと頬張りモグモグ味わっていると、じーっと飴を見つめた左馬刻さんに話しかけられる
｢つーかお前の飴、そんなんだったか？｣
『成長しました』
｢何でだよ｣
｢小官の記憶だと、それはりんご飴の隣にあったデラックス飴、と言う物ではなかったか？｣
｢りんご飴自体大きな物でしたが、もう完食されたんですか？中々食いしん坊ですねぇ｣
『あー……えっと……』
間延びした声を発しながら脳をフル回転させる
どうしよ……正直に言うべきか……？知らない人について行ってしかも買ってもらった、なんて……
気が引けるけど皆に迷惑を掛けたのは事実だし言わなきゃなと、視線を迷わせながら口を開いた
『実は――』
・
一通りざっくりと説明すれば、案の定というべきか左馬刻さんが盧笙先生を1発殴りに行こうとしていたので、理鶯さんに羽交い締めされた
｢離せ理鶯っ！！折角のAの飴を落とさせやがったんだぞ！！｣
｢落ち着け単細胞。そうかもしれないが、お詫びだといって代わりの物を買ってくれたんだ。殴りに行かなくていいだろ。というか仕事を増やさないでくれ｣
｢誰が単細胞だァッ！！｣
『すみません……。知らない人にはついて行かないって約束したのに……』
｢いや、この場合は問題ない。その人物は礼儀がしっかりしている様だ。会って話がしたかったな｣
『とても優しい人でしたよっ』
｢おうおうAチャンよ、俺様がいながら浮気かコラ。認めねぇぞ｣
｢何が浮気だ馬鹿｣
何で浮気なんだろ……？と首を傾げてたら、呆れる様に溜息をついた銃兎さんに小突かれていた。｢痛ェなゴラァッ！！｣と左馬刻さんは暴れたが、まだ羽交い締めにあっているので銃兎さんにダメージは入らなかった
左馬刻さんが怒った理由が分からないけど、深く追求せずミカンとパイナップルの順に食べ進めると、銃兎さんが飴を見てニコリと笑った
｢にしても、兎型のりんご飴なんて珍しいですね｣
『そうなんですか？』
｢基本的にりんご飴はそのままの形で飴を纏わせる物しか見かけませんよ。兎に切っていたら時間やコストもかかりますし、自然とそうなるのかもしれませんね｣
『では激レアりんご飴なんですねっ！！』
500話 このままだとダメ人間に……っ→←498話 話を進めてくれるのはありがたいんですけど……！！
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刹那(プロフ) - にゃんこさん» 嬉しいお言葉……っ。ありがとうございます！！ (2021年9月28日 23時) (
レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これからも応援しています。 (2021年9月27日 23時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさんいつもコメントありがとうございます！！楽しみにして頂き嬉しいです！！(*´ω｀*) (2021年9月27日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - おめでとうございます。スッゴク楽しみにしていました。 (2021年9月27日 22時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» おたくちゃんいつもコメントありがとうございます！！私解釈のMTCは気に入る人物には甘々なんですが、それを尊いと言って下さり嬉しいです( ◜ω◝ ) (2021年9月25日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2021年9月22日 22時
