531話 それでもマイペースは崩さない!!? ページ40
まさかの事実に銃兎さんは暗がりでも分かるくらい、顔を赤くして左馬刻さんの胸倉を掴んだ
それでも左馬刻さんは意に返さず、笑いを堪えながら話を続ける
「ふはっ、俺様に感謝しろよ?久しぶりなフリして、やってたんだからよっ」
「だったらそのままずっと隠し通して欲しかったモノですけどねぇッ!?」
「Aにアドバイスした事も全部俺様がお前に言った事なのになっ、ハハッ!よく俺様耐えたわっ」
「それも言うなこのシスコンがッ!!」
「アァ゛!?今シスコン関係ねぇだろうがッ!!」
あわわ……私がいらない事聞いたから喧嘩始まっちゃった……っ!!
私の言葉が喧嘩の引き金だから私が何しようと無駄だと思うので、周りに助けを求めるべく見渡すと、理鶯さんは呑気に花火に火をつけていたのが見えた
ちょっと助けてよっ!と心の中で嘆いていたら、理鶯さんは喧嘩している2人の足元に花火を放り投げた。勿論2人は気付く事は無い
すると、花火は生き物の様にクルクル回りだし、激しく赤色の火花を散らし暴れ回った
「あ゛っつッ!?」
「うわっ!!?」
同タイミングで2人は驚き、喧嘩が強制終了される。それを確認したかの様に花火はパンッ!!と大きな音を立てて爆発した。無論その火花も2人を襲い、短く叫びに似た声を上げると仲良く尻餅をついた
「オイ誰だ人に向けて鼠花火しやがったダボはッ!!殺すぞォッ!!」
「ブハハハッ!ザーヤクとケーサツ相手に花火投げるとか流石軍人っ、ウケるっ」
「む、それは鼠花火と言うのか。すまない、その様な物だと知らず火をつけてしまった」
「絶対わざとですよね!?何となく分かってましたよねッ!?」
怒りの矛先が理鶯さんに向けられるが、本人は謝罪の言葉を言いながらも反省している雰囲気は無い。まぁ思いっきり2人に向けて花火投げてたもんね……止める為かもしれないけど……
「それにしても最後に爆発するとは予想外だ。2人共怪我は無いか?もし火傷しているのであれば、アロエ等で作った小官特製の火傷薬を使うといい」
「お、おう……。別に大丈夫だ」
「た、ただ驚きましたけどね……」
「それならば安心した。次は気をつけよう」
計ってか否かマイペースに心配された2人は毒気が抜かれた。納得してない表情だけどね……
「左馬刻、銃兎、このひとだまと書かれた花火はなんだ?」
「あー、人魂みてぇにユラユラ燃える奴だ」
「……まんまと理鶯のペースに飲み込まれているのは気の所為か……?」
532話 蛇玉って何か独特だけど、見入っちゃいますね→←530話 意外な事実??
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刹那(プロフ) - にゃんこさん» 嬉しいお言葉……っ。ありがとうございます!! (2021年9月28日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - これからも応援しています。 (2021年9月27日 23時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - にゃんこさん» にゃんこさんいつもコメントありがとうございます!!楽しみにして頂き嬉しいです!!(*´ω`*) (2021年9月27日 23時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - おめでとうございます。スッゴク楽しみにしていました。 (2021年9月27日 22時) (レス) id: 37a2cce778 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - おたくちゃんさん» おたくちゃんいつもコメントありがとうございます!!私解釈のMTCは気に入る人物には甘々なんですが、それを尊いと言って下さり嬉しいです( ◜ω◝ ) (2021年9月25日 9時) (レス) id: 3de0358234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2021年9月22日 22時