【ヒプマイ】オートマタ・イストリア -序章- (ページ41)

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39話神様に関係する苗字ページ41

先生達と一緒に部屋に戻った
テーブルには看護師さんが置いてくれたのか病院食があった

2人が来ているのに食べるのは失礼だと思って最初は手をつけなかったが、食べていい言ってくれたので食事を済ませた後に世間話を始めた

｢そっかAさんって言うんだね｣

『はい！皆さんって凄い名前してますね！観音坂さんの名前も教えてもらうまで読み方が分かんなかったです……』

そう苦笑いすると何故か観音坂さんのオーラがどんよりと暗くなった

｢はっ……そうだよな…普通読めないよな……
いいなぁ…イケブクロの3人は……覚えやすいし…それに比べ俺は読めないし書きずらいしいい事ない……ははっ……俺は俺は俺は……｣

『……って…あれ？』

何事かと目を丸くし先生の方を見ると苦笑いしながら説明してくれた

｢彼はよくネガティブな方向へ考えが行ってしまうんです。独歩君、悪い癖が出ているよ｣

｢はっ！？す、すみません！！つい！｣

｢名前は個性の1つです。簡単に否定するものではありませんよ｣

『そうですよ！観音坂なんて神様みたいでカッコイイじゃないですか！』

笑顔で思っている事を伝えると観音坂さんはきょとんとした後みるみる顔を真っ赤にさせ両手で顔を隠した

｢か、カッコイイなんて……初めて言われた……｣

｢ふふっ、良かったですね独歩君｣

『そういえば先生も神宮寺って神様奉ってる建物の名前ですよね！2人とも神様に関係してるなんて凄い！！』

｢よく知っているね。私と独歩君だけじゃなくて一二三君の苗字も神様に関係しているよ｣

『その人ってもしかして観音坂さんと一緒に私を運んでくださった金髪の？』

｢そうですよ
彼は伊弉冉一二三と言うんです｣

『伊弉冉……女性の神様……。3人共通してるんですね運命ですね！！』

｢運命…ですか……
そうかもしれませんねこうしてチームを積んでいるのも必然だったのかもしれないですね｣

『チーム？何のです？』

｢ディビジョンラップバトルって言うテリトリーを奪い合うバトルがあるんだけどそれのチームで俺達は麻天狼っていうんだ｣

｢この前来ていた左馬刻君入間君毒島君もMAD TRIGGER CREWという私達とはまた別のチームを組んでいるんだよ｣

『外にはそんな戦いがあったんですね……』

｢テリトリーバトルも知らないなんて君は一体どんな所にいたの？｣

『んー……ずっとこんな真っ白な部屋で本しか読んでなかったですね
だから外の事はある程度しかわかりません……』