夢々理想戦争【小説編】 (ページ3)

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理想その2【月夜】ページ3

「この世界には、現実(リアル)に嫌気がさした人間がやってくる
この世界は全てが思い通り………理想通りの日常を送る事が出来る
そして、この裏世界でも珍しい【異能】を持った人間がいる
それが君の様な異能者達が入学しているここ、夢々理想学院の【特殊科】だ
そして、夢々理想戦争はそこに所属している異能者達が４つの軍に別れて定期的に行う行事みたいなもの…………分かった…？？」

「ま、まぁ……
というか、物騒ですね…………」

”君の様な異能者達”って言ってる辺り、
多分、僕もその戦争に参加しなくてはいけないと思うが、あえて他人のフリをするが＿＿＿＿

「……習慣…だし、………慣れるから
君も……うちの、…希羅軍の一員だから…………」

今すぐにその場にへたり込みたい気分だ……… ←

――――

少し進んだ先に４人の人影が現れた

「お。来た来た～～」
「やっとですか……」
「やぁ。君が新しく来た子だね」

僕達を見つけ、ニコニコと笑う赤い髪の男の人
壁に寄りかかっているまま、こちらを見つめる黒い髪の女の人
僕達に優しく微笑む茶い髪の男の人

と、＿＿＿＿＿

「はいはいは～い！俺は剣道部兼生徒会議長の光宮志乃でーす!よろしくねっ！」

無邪気に笑う学生らしい少年は元気よく挨拶してきた

「……志乃、部活動は？？」
「えっと、部員には一旦抜けるって伝えときました…！！」
「そう……」

…なんか、犬耳が見えてくるような…………… ←

「あ！俺は希羅軍のリーダーだから、困ったことがあったら何でも聞いてくれよ！！」
「え、あ、は、はい………？」 ←

嬉しそうにしてる犬の人 ←