夢々理想戦争【小説編】 (ページ2)

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理想その1【月夜】ページ2

目を開けた時には、見知らぬ教会のような所にいた

見渡す限り、植物で溢れ返り、
何処からともなく風が吹き、草木、草花が揺れる

一言で表せば、神秘的と云ったところだろうか

僕もの知らない綺麗な蝶が目にとまる
なんだか気になってしまって、つい追いかけてしまっていた

蝶を見失い、落胆していた時だった
不意に、声を掛けられた

「…綺羅………この、……裏側の世界の教師………」

ぺこりとお辞儀をすると、綺麗な銀髪が揺れ、フワッといい香りが漂ってきた
銀髪が印象的な物静かな人だ

て、………そんなことより
今、この人は裏側の世界と言わなかっただろうか？

裏側とは一体どうゆう意味だろうか？

「……戸惑は無理はない……
学校、説明しながら、この世界のこと、教える………」

綺羅先生？がパチパチと弾ける電流を纏っている重厚な扉に手をかざした瞬間、
電流は消え、いとも簡単に扉が開いた

「……見たままだから…………
基本、普通の学校だと思って…………」

「……えっと、なんとなく、多分、わかりました」

そう曖昧に頷けば、綺羅先生？はジーーーと、頭の先から足の先まで眺める
なんだか、品定めされているみたいな気分になる

まるで、僕が悪い事をしてしまったような気分に陥る

「…………そういえば……
異能のこと、…教えていませんよね………？」

＿＿＿＿＿＿「異能」

何故か、聞いた事があるような気がする
まぁ、…裏側の世界ってヤツも聞いたことがるような気がする

「えっと、すみません……。聞いたことはあるんですが………」
「………戦争、…夢々理想戦争と一緒に説明、…する………」

綺羅先生？は静かに語り始めた＿＿＿＿＿