4話 ページ4
本当に会計とか案内役する前に気づけてよかった。
ありがとう後輩くん！！
まあ、せめてもの救いは前から見える位置にキスマがなかったことだろう。
もし見えやすいとこにあったら隠しても怪しまれるだろうし……
仕方なくいつも一つ結びしている髪をほどき、普段のように髪を下ろす。
少しだけボサついている髪をくしで解けば特に違和感はないだろう！
正直な話すると白尾達にキスマをつけられたのはコレが初めてじゃない。
なんなら頬にキスされたこともある。
本当にお客様にやったほうがお金絞れるぞ？？？
普通の女の子だったら、もしかして私のこと好きなんじゃ！と思うかもしれないが彼らはホストだ。
普通の純愛ラブストーリーと比較されては困る。
それこそ彼らだってVIPルームでお客様との枕も仕事としてしたこともあるらしいし、卓チューくらい普通のこと。
普通の恋愛と比べられては困る。
ただ彼らは私みたいな裕福じゃないただの黒服からも金を搾り取りたいだけなのである。
ホストを本気にしたら(物理的にも社会的にも)死ぬぞ？
まあ、だからといって普通の人より恋愛免疫は増えてもドキドキはする。
後輩くんにバレてないと良いが、多分私の耳は赤くなってた。
耳は手で抑えたけど、顔が赤くなってたらどうしようもない。うん。
水を少し飲んだし、結構落ち着いた。
ということで早く表に戻らなければ！
？「あれ？Aじゃん！」
『”なかむ”さん？』
なかむさんは少し遠くで手をブンブン振りながらこちらに近づいてくる。
えへへとかわいい効果音がつくように私の手をギュッと握ってニコニコ笑う。
Nakamuさんも白尾の一人で、イケメン……というよりかは中性的な可愛らしい容姿をしている。
甘いものが大好きで、よくお客様に甘い味がするボトルを頼んでいるところをよく見かける。
そんな可愛い属性の彼は、遅刻こそほぼしないものの、はっきり言ってやらかす。
毎度とまではいかないが、姫が注文したボトルを落としてしまったり、卓を間違えたりなどなどやらかし上手と言われている(ちなみにボトルは大抵なかむさんに甘い姫が払ってる)
女子は可愛い物好きとよくいうが、そのとおりなのかもしれない。
実際なかむさんの顔が一番好み、恋愛対象ではないが弟として可愛がりたい気持ちになってしまう。
あれ？そういえばさっき○○ちゃんがなかむさんのこと指名されたから呼びに行ってたような……
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_ - コメント失礼します。他の作品と出来事や会話が似ていると感じたのですが、この小説はご自身で考えられた作品ですか？ (2023年3月9日 0時) (
レス) id: 1c45d0240e (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年2月8日 13時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
鬼婆 - 滅茶苦茶面白かったです！ (2023年2月6日 17時) (レス) @page9 id: 26e3f5c977 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 好きです(告白) (2023年1月15日 19時) (レス) @page5 id: 3a92fc0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2023年1月15日 17時
