5話 ページ5
na「え！そうなの！？俺トイレに行ってたから入れ違いになったのかも…。教えてくれてありがとう！」
『いえいえ、仕事ですから』
本当に笑顔が似合うな……
na「じゃあ教えてくれたお礼……じゃあまた後で！！」
『……ん？？？』
スマートすぎて反応できなかったけど……
手を顔に当てると、いつもより暑い気がする。
今、い、いまさ？頬に？キスされませんでしたかぁ？？？
『ｽｰ…。気のせいだね！うん！！』
ちょっと顔が近づいただけだ。
頬に柔らかい感触がしたけど多分頬にゴミがついてて、なかむさんのすべすべな指が当たっただけだろう！
いやぁ〜！ただの黒服のゴミを取ってくれるなんて優しいな！！！
「あれ？顔抑えてどうしたんですか？」
『いやなんでもあるけど勘違いできない私の妄想力の低さを恨んでるだけ…///』
「はい…？」
後輩くん、お願いだから私と性別交換してくれないかい？
私が女だからあんな本気にしちゃいそうなことするんだよね？？？
せっかく顔の暑さが落ち着いたというのに、私の顔は真っ赤なままだった………
・
『いらっしゃいませ』
顔のほとぼりが冷めたので案内役として扉近くで待機する。
すると見知らぬお客様が少しビクビクしながら来店してきた。
ホストクラブを見渡す姿を見て確信する。
あ、この人ビジターだ。
白色のふんわりしたワンピースはまるで彼女のホストの恐ろしさを知らない純真さを表しているようだ。派手じゃない彼女にあったメイク、香水をしてくるお客様がほとんどのためわかりにくいが香水もしていないようだ。
ビジターとなれば私の給料のためにもぜひともメンバーになっていただきたい。
『お客様は店内に来るのは初めてでしょうか？』
「あ、はい」
『では当店のご説明をさせていただきます。
当店では永久指名制度はありませんので、毎度ご自由にキャストをご指名することができます。指名するたびに指名料が発生するのでご注意ください。
料金はこちらのパンフレットのとおりなのでご確認ください。
初回ということなので無料でキャストをつけることができますが場内指名はありますか？』
「えっと、特にないです…」
『ではこちらの方で5名ほどつけさせていただきます。8番卓はあちらなのでキャストが来るまで少々お待ち下さい』
適当にお茶引きしていたホストを向かわせる。
だが、メンバーになってもらうには人気上位ホストを最低でも1名はつけなければ……
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_ - コメント失礼します。他の作品と出来事や会話が似ていると感じたのですが、この小説はご自身で考えられた作品ですか？ (2023年3月9日 0時) (
レス) id: 1c45d0240e (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年2月8日 13時) (レス) id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
鬼婆 - 滅茶苦茶面白かったです！ (2023年2月6日 17時) (レス) @page9 id: 26e3f5c977 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 好きです(告白) (2023年1月15日 19時) (レス) @page5 id: 3a92fc0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2023年1月15日 17時
