お助けキャラって何すれば良いんですか？ (ページ9)

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7話ページ9

ro「貴方はなんでさっきからついてくるのよ」

syp「何故と言われても。A様の専属執事であり、”お友達”なので」ﾆｺｯ

ro「あら？私も”お友達”よ？」

『二人共落ち着いてください…』

あの後、3人(ショッピ君も含めて)でバラ園に行くことになった

自慢のバラ園をお友達である私に見てほしいらしい…

？「ﾋﾞｸｯ…。姉様」

姉様？

声が聞こえた方向に視線を向ける

太陽のような明るい金髪に、空色の瞳

ショッピに劣らないくらい顔立ちが整っている

でもそれに比べると、ローズさんの髪色は黒で、瞳は赤色だ

宰相であるお父さんは赤色の瞳、お父様から聞いた話だと宰相の奥さんは黒色の髪らしい

瞳の色は母親を受け継いでいるのかもしれないが、髪色はどちらともにつかない

ro「あら？コネシマじゃない。また外に出てきたの？養子のくせに」

『養子…？』

ro「えぇ。私が第二王子のグルッペン様に嫁ぐから、家を継ぐ用に買われた養子よ。お父様にもお母様にも気に入られていて……」

そう話すローズさんは、忌々しいものでも見るような瞳をコネシマ君に向けていた

もしかして……

『お父さんとお母さんがコネシマ君二愛情を向けてるせいで、自分に向けられる愛情が減って嫉妬してるの？』

ro「え！？…いや…そ、そうじゃなくて……///」

あ、これ図星だ

『じゃあ立派な王妃になれるためのポイント。弟くんに優しくしよう。本音を言ったら、コネシマ君と仲良くなれるよ。そうしたらコネシマ君からも姉様大好き！って言ってもらえるんじゃないかな？』ﾌﾌｯ

ro「……まぁ、Aが言うなら。コネシマ、ここまで来なさい」

kn「え、あ、わかりました…」

ro「コネシマ。まず言うわ。私は貴方が大嫌いよ！」

ちょっ！ローズさん！？

ro「……私は愛されたいの。だから貴方が親からの愛を少し奪って嫉妬したわ。だから大嫌いよ。だけど……、別に貴方が愛されてる事実に嫉妬してるだけであって、人間性とかそういうのは別に嫌いじゃないの。だから、今まで貴方を冷たくあしらってることを、他人の意見を聞いて後悔したわ…。本当にごめんなさい……」

心根はとても優しい子なんだね……

kn「…それをいったら俺も愛されてる姉様が嫌いや。だからいきなり謝ってきて凄い驚いてる。姉様はさ、俺を家族として受け入れてくれるん…？」

ro「えぇ、もちろんよ。今までお互い嫌い同士だったけど、これからは仲良くしましょうね！！」