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届かない想いが苦しくて、涙が出そうだった。
手を伸ばせば届きそうな距離にいるのに、彼はとっても遠い。
この“好き”を初めてやめたくなった夜だった。



__そして、現在

「恋人が嫉妬してる。」

新海がそういいながら、俺に渡した写真には、北山がうつっていた。
彼の視線を辿ると、そこには俺がいた。
愛おしそうにだけど、苦しそうに俺を見つめる北山。
あの時の俺のように。

今すぐにでも彼を抱き締めたい。
好きって言いたい。

「北山、好きだよ。」

振り返った彼が俺に笑顔を向けてくれる。
その奇跡を俺は今日も胸に刻み込む。


『好きをやめない』 end

ベッドは小さい方がお好き?Side:F 1→←5



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作者名:ルナ | 作成日時:2022年9月4日 17時

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