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何分経っただろう?
1人でソファーに座っていると落ち着かない。
それにとても寂しい。
俺は意を決して、ベランダへ向かった。

気づかれないように、窓から彼の様子を窺う。
煙草を吸っているのか、煙が空に登っていた。

「いいなぁ。」

俺の口から不意に漏れた言葉。

煙草は藤ヶ谷の唇に触れられるのに、俺は触れてもらえない。
って、何を考えているのか。
俺もどうかしてる。
彼に触れたい。触れて欲しい。

「藤ヶ谷?」

俺は恐る恐る彼に声を掛けた。

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作者名:ルナ | 作成日時:2022年9月4日 17時

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