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ホテルに着いた俺たちは2人でワインを飲むことにした。
「翔さん、夜景が綺麗ですね。」
「俺は見慣れてるけどな。」
大人気ないと分かっていても、素っ気ない態度をとってしまう。
「翔さん、機嫌直して?」
「別にわるくないから。」
「またそうやって、本心隠そうとする。俺には話してくれてもいいのに。」
俺が話さないから透を不安にさせているのかな?
俺は素直に甘えることも、頼ることも知らない。
「機嫌はわるくない。透と居られるのも楽しい。ただ、透が俺以外にモテるのが許せない。」
「それはやきもちってやつですね。嬉しいです。」
俺の感情をぶつけても透は迷惑じゃないのか。
その証拠に“嬉しい”と目の前で笑っている。
「そうやって少しづつ、翔さんの思ってること教えてください。」
「分かった。」
「いい子です。」
透は俺の髪を優しく撫でた。
「翔さんは甘えていいんです。あの場所に行くのが辛かったなら俺を頼っていいんです。もう1人で頑張らなくていいですから。」
透は俺の目を真っ直ぐ見つめて言った。
長年、張りつめていたものがすっと軽くなるようなそんな感覚に陥った。
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ちび(プロフ) - めっちゃ良かったです。翔と透に藤北の二つの物語、藤がポロっと告白した件叫んじゃいました、このドラマめっちゃ見たいですわ藤北最高ですね。可愛いのもあざとい感じも素晴らしかったですわ、ぜひ続編をお待ちしてます、藤北も一緒に暮らすんですかねそれも良いですね (2023年3月30日 15時) (レス) @page37 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルナ | 作成日時:2022年8月15日 13時