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「もっと欲張りになっていいんだよ?」

俺は北山に言った。

「藤ヶ谷と居られるだけで十分欲張りだろ。」

「うん。わかった。」

「藤ヶ谷?」

北山は不安そうに俺の顔を覗き込んだ。
人の気も知らないで。
これ以上、好きになったら本気でやばい。
自制心が効かなくなる。

「煙草吸ってくる。」

俺は足早にベランダに出て、煙草に火を付けた。

「ふぅ。」

俺の口から煙が空へと登る。
煙を見ながら、ふと空を見上げると、そこには綺麗な月が見えた。

「そういえば今日は十五夜だっけ。」

満月が照らしているせいか、いつもよりも夜空が明るく感じられた。


「藤ヶ谷?」

振り返るとそこには北山が居た。
俺は煙草の火を消して、そっと彼に近づく。
北山の頬にそっと触れる。
彼の体温を確かめ、そっと唇にキスをした。
少しづつ、舌を絡ませると北山から声が漏れる。

「聞こえるよ?」

「んっ/藤ヶ谷、煙草の味する…」

「吸ってたからね。嫌い?」

「ううん。」

「良かった。」

俺はそっと彼のシャツの中に手を入れる。

「だめだって/」

「なんで?」

「なんでって、/ここ外//」

「あ、そうだった。部屋行こう。したい。」

「したいって/藤ヶ谷から珍しい///」

「そうかな?」


俺は頬を赤く染める北山の手を引き、寝室へと向かった。

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ちび(プロフ) - めっちゃ良かったです。翔と透に藤北の二つの物語、藤がポロっと告白した件叫んじゃいました、このドラマめっちゃ見たいですわ藤北最高ですね。可愛いのもあざとい感じも素晴らしかったですわ、ぜひ続編をお待ちしてます、藤北も一緒に暮らすんですかねそれも良いですね (2023年3月30日 15時) (レス) @page37 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナ | 作成日時:2022年8月15日 13時

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