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偶然の出会い 4 ページ4
酒が進むにつれて、話も弾む。
北山という男が気さくなのか、普段人見知りな俺も話しやすかった。
男から見ても彼は魅力的だ。
それに血の匂いも甘い…
きっと飲んだら美味いだろうな…
俺の真の目的を隠しながら北山という男を探る。どうやら、テレビ関係の仕事をしているらしい。昼間、家に籠って身を隠している俺はその話題には疎かった。
俺の職業も聞かれたが、本当のことを言う訳にもいかず、夜職とだけ答えた。
｢あー、そうなんだ。だからこのバーにも？｣
彼は何も疑いもせずに俺に問いかけた。
｢そうそう。仕事終わりによくきてて。今日はたまたま休みだからいつもより早くから飲んでる。｣
俺は答えた。
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作者名：ルナ | 作成日時：2020年3月25日 1時
