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甘い誘惑 1 ページ26
撮影は順調に進んで行った。
俺の顔を一切映さないことを条件に代役を引き受けた為、カメラマンさんはそのようなアングルの写真を何十枚と撮影していく。
フラッシュが眩しくて、時々目を閉じてしまいそうになる。
不意に彼を見ると、役になりきっているのか色っぽい表情を浮かべている。
尚且つ、俺のフォローも忘れない。
北山宏光という男は、男の俺から見ても格好いい。
そして、何十枚か撮り終えた頃、例の俺たちの絡みの撮影をすることになった。
まずは彼が俺の血を吸うフリをする。
遠慮がちに彼は、俺の首筋に顔を近づけ、唇が首筋に触れる寸前で止める。
俺はアドリブで彼の髪の毛を軽く掴んで、自分の方へ引き寄せる。
彼は少し驚いた様子を見せたが、それも一瞬で、次は俺の耳に噛み付くフリをする。
彼の吐息を耳元で感じる。
血への渇望が募る。
その時 、
「はい、交代。」
カメラマンさんの一言で俺は我に返った。
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作者名:ルナ | 作成日時:2020年3月25日 1時