反撃開始！！ ページ47
が、岸本は先程と同じように場外へ。。
寸止めで止めたパンチに不満を言う三橋とそれを正す理子が喧嘩を始める。
『ふ、二人とも！一応試合の途中だよ…！静かに…っ』
膝上で今井が寝ているため動けず、喧嘩の仲裁にも入れないAがせめて2人に向かって声をかけた。
しかし、時すでに遅し…
伊｢おい、うるせぇよお前ら…｣
伊藤も煩かったのか岸本から離れて口を開く。
｢今だ！！｣
誰かがそう叫んだ、次の瞬間。
A達の目前には笑っている岸本と、瞼から血を流した伊藤が居た。
不意打ちで攻めたのだろう、正直言って三橋を凌ぐ卑怯さだ。
三｢この野郎…！｣
そう叫びながら飛び出した三橋だったが、、、
なんともコミカルに天井に頭をぶつけてしまう。
『えぇ…？』
赤｢黒崎さん、今のを正当な攻撃と認める訳には行きませんな？｣
黒｢ルールはなんでもありのはずですよ、岸本は場内に戻っていました。｣
『だとしても限度があるでしょう？
…ここは清らかな道場です。
不意打ちの血でここの畳を穢すのは誰であろうと許さない！！』
三「Aちゃん…。」
彼女の発した声で空気がピリッと揺れた。
先程まで見せていた弱々しい姿とは一変する。
黒崎の言葉がAの怒りのトリガーとなったのだろう、その場に居る誰もが気圧された。
そして、仕切り直すように赤坂が前に出る。
赤｢伊藤くん、Aさんもこう言ってるんだ。試合は仕切り直してから…｣
伊｢良いんですよお父さん。Aちゃんもありがとう。でも大丈夫だから、ね？｣
瞼が切れているにも関わらず、ゆらっと立ち上がる伊藤は闘争心に燃えていた。
その目は完全に殺る気だ…。
それに比べて、傷と血で視界が良くない伊藤と遊び半分で戦う岸本はクズそのものといっていいだろう。
当たらないパンチを打ち続ける伊藤に岸本が容赦ない一発をぶち込む。
倒れる伊藤を見てAは声も出ず、ただ愕然としてしまう。
谷｢伊藤！もう無理だ！！｣
理｢もうやめて！｣
岸本が雄叫びを上げる声が聞こえ、ハッと我に返ったAは気がついたら身体が動いていた。
膝の上で気持ちよさそうに眠っていた今井にはお構いなしだった。
そうして飛び出したAは伊藤守るように抱きしめた。
その横では岸本の手をガシッと力強く握る三橋。
もうここで三橋が何をやらかすのかは予測できるだろう。
三｢てめぇ…いい加減にしろよ！！！｣
何とも見事なパンチが炸裂した。
そのまま岸本は、無様に吹っ飛んだ。
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麻衣(プロフ) - 相良落ちはけっこうあるので三橋か伊藤落ちがいいです！ (2021年6月12日 14時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説めっちゃ好きです！どうやったらこんなおもろい小説書けるんやろwwあと個人的な意見にはなりますが、オチは相良くんを期待してます！「極悪非道」って言うのが大好きなのと、何より相良くんにどハマり中なものでww (2019年1月10日 21時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
うまる - かんてぃー@奈ノ花さん» はい、それは紛れもなく私ですね(笑)よくリクエストとかするんですよね〜！今日俺好きなんですよ！私も小説書きたいけど色々と事情があって無理なんですよ。なので夢小説をみてキュンキュンしております！ (2018年12月30日 9時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ公 - ねぇ、マジなんなの？なんでこんな最高の作品作れんの？え、逆にイラつくこんな最高の作品作れんのマジパネェ (2018年12月24日 2時) (レス) id: 9ac018ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - リクエストで、同じく伊藤くんのS！お願いします♪ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c482da3ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2018年12月5日 3時
